味覚障害になって1年。治ると信じた結果・・・


味覚障害になって1年

2019年7月に突然陥った味覚障害、あれから1年が経過しました。

味覚障害について個人の体験談などを発信しているブログはほとんどなく、同じような症状に悩んでいる方も多いと思って、

定期的に味覚障害の症状の経過や、治療方法について当ブログで発信しています。

何を食べているのかすらわからない状態から、味覚外来のある総合病院を受診して治療を開始し、少しずつ味覚を取り戻していったのですが、

あまり状態がよくなかったので、大学病院で専門的な治療を続けてきました。

90%まで味覚を取り戻せた

現在の状況は、感覚的にもともとの味覚から90%ぐらいまで回復しました。

最後までなかなか戻らなかった「甘味」もだいぶ感じることができるようになり、ここまでくるともう味覚で悩むことはありません。

大学病院での治療は一旦終了

大学病院で、4回目の受診でした。

受診の日はいつも雨か曇り・・・。

2カ月に1回のペースで通院していますが、今回はあらためて味覚検査を行おうということで検査してもらいました。

ろ紙ディスク法と電気味覚検査の結果、8割がた味覚を感知できているとのことでした。

ボクはアラフォーですが、この年代だと味覚検査の正答率は8割~9割ぐらいらしく、つまり正常値まで回復することができていたのです。

味覚で悩むことはなくなり、検査も正常値。

つまり、治癒。

残りの味覚の感知できていない部分もそのうちよくなるだろう、ということで一旦治療は終了することになりました。

今後は身体が疲れた時などに味覚障害が出る可能性もあるので、「一旦」終了ということです。

味覚障害の1年を振り返って・・・

ミンティアを舌がヒリヒリするぐらい食べすぎて出現した味覚障害。

一過性のものだと思って軽い気持ちでいたのですが、1カ月たっても変わらず味覚外来を受診し亜鉛製剤の服用を開始しました。

何を食べているのかわからないような状態が1~3カ月続いたのですが、ほんの少しずつ回復している感じはありました。

それでも半年間で回復したのはわずか20%。

その頃に大学病院で漢方薬の服用をはじめました。

そこからはグングン回復していきます。

感覚的には8か月で50%、10カ月で60%、そして現在は90%。

おかげさまで、ほぼ「治った」といって間違いありません。

原因不明の味覚障害で悩まれている方へ

最近は新型コロナウィルス感染症の初期症状として味覚障害がクローズアップされていますが、とにかく味覚障害の体験談や「治る」という情報が少ないんです。

これが不安なんですよね。

原因不明の味覚障害で悩んでいる方、すぐには治らなくてもいつかは治ります。

ボクも味を感じないストレスは半端なく、周期的に味の濃いものを食べてはガッカリして落ち込むことがありました。

家族にも気を使わせてしまうので、本当に大変な病気です。

ただし、治療中に味覚が途中で減退するようなこともなく、幸いにも少しずつ回復傾向にあったので、悲観的になることもなく治ると信じて治すことができました。

結局、亜鉛を飲み続けたのが良かったのか、不安を和らげる漢方薬が効いたのか、ただただ勝手に自然治癒力で治ったのかはわかりません。

原因がわかっているならそれに沿った治療を、原因がわからなくともいつかは治ると信じてください。

味覚障害が治るまでの1年間の体験談をまとめてあるので、参考になれば幸いです。

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