味覚障害とは、「味がわからない」「味が薄く感じる」などの味覚の低下や異常によって、ひどい場合は生活に支障が出る状態です。
ボクは7月から急に味覚の低下がおきて、病院を受診し、投薬治療を行っているのですが、現在に至って症状が続いています。
実はこの味覚障害、治療薬として認可されている薬剤は無いのです。
目次
味覚障害の治療薬として認可されている薬剤はない
意外ですが、ほんとに味覚障害の治療薬として認可されている薬剤はないそうです。
でも、病院で味覚障害のお薬が処方されました。
薬局でもらったお薬の添付文書を見てみると、確かに味覚障害のことは何も書かれていません。
パッと見、メニエール病のお薬と、胃を保護するお薬が処方されたような印象ですが、ボクにはめまいの症状はありません。
アデホスコーワ顆粒10%
めまいのお薬で、血管拡張作用により血流を増加させ、生体内の代謝を賦活し臓器の機能を改善する効果があるそうです。
血流を良くして神経の働きを助ける効果があるので、味覚障害にも有効みたいですね。
メチコバール錠
ビタミンB12。手足のしびれや神経痛に用いるお薬のようです。
こちらも末梢神経障害に対する有効性が高いので、味覚障害のような神経障害に効果がありそうです。
ポラプレジンクOD錠
胃粘膜を保護し、胃潰瘍を治療するお薬です。
味覚障害に胃潰瘍のお薬?と疑いたくなりますが、このお薬に含まれる「亜鉛」こそが味覚障害に必要なお薬なのです。
味覚障害に使われる亜鉛製剤としては、プロマックが処方されるのが一般的のようですが、ポラプレジンクはプロマックの後発品(ジェネリック医薬品)です。
治療の基本は亜鉛を十分とること
味覚障害の原因は様々
- 血中の亜鉛が不足
- 二次的な亜鉛不足(薬の副作用・食品添加物の影響・全身性疾患など)
- 突発性の味覚障害(原因不明・ストレス)
これらの治療の基本は、まず亜鉛を十分とること。
とりあえず、亜鉛を3ヵ月~6ヵ月飲み続けると、味覚障害の患者さんの約70%に有効であることがわかっているそうです。
亜鉛は「牛肉やレバー・乳製品・牡蠣などの魚介類・しいたけ・わかめ・納豆など」に多く含まれますが、
食事に加えてサプリメントや亜鉛製剤という、薬を服用することが望ましいでしょうね。
亜鉛を補うことで、味を感じる細胞の再生を促し、味を感じやすくする、ということです。
まとめ
いままで、あまり病気にかかったことがなかったので、お薬を飲むという習慣がありませんでした。
薬局で1か月分のお薬を処方してもらい、その量に愕然としましたw
このお薬たちが、味覚障害のために開発されたものではないと知って、軽いショックを受けましたが、
応用して治療できるのなら、何でもいいから効いてほしい気持ちでいっぱいです。
その甲斐もあってか、味がわからないのに慣れてきたのか、なんとなく改善してきている感じもあります。
って今のところ楽観的に考えいますが、これが仮に服用を続けても4カ月5カ月と大きな変化が無ければ焦ってくるかもしれませんw
味があまりしないので、食後に好んで食べていた甘い物は以前よりも食べなくなりましたが、
脳に信号を送り続けないといけないと思い、とりあえず食べていますw
いぬくま!