介護支援専門員(ケアマネージャー)の見学実習の事業所が決まりました。
ケアマネ試験合格後には、87時間の研修に加えて実習からなる実務研修をうけなければなりません。
前期の日程で学んだ内容を、実際に体験あるいは見学し、後期日程の学びを深めることを目的として、カリキュラム上、2つの実習が位置づけられています。
所定の実習を行わなかったり、報告書等の必要な課題提出が無い場合は、研修を修了できず、後期2日目(研修10日目)以降の実務研修を一切受講できないのです・・・。
そのためには、まずは受け入れ協力事業所を自分で見つけなければなりません。
今回は事業所を決めるときに気をつけたことについて紹介します。
目次
ケアマネ見学実習受入協力事業所を決める
前期最終日8日目のレポートでも説明したとおり、現在2つの実習が課せられています。
まずはそのうちのひとつ「ケアマネジメントプロセスの見学実習」を行うために、受け入れていただける事業所を探すことにしました。
受入協力事業所のピックアップ
前年までは受講者が多く、事業所の取り合いみたいなこともあったそうなので、受け入れを断られることも覚悟しなければなりません。
配布された「見学実習受入協力事業所一覧」から、3つの事業所をピックアップしました。
- A事業所:自宅から近い
- B事業所:治療院から近い
- C事業所:患者さまがケアマネージャー
A事業所は、自宅から近いので通うのに便利そうです。
B事業所は、職場である治療院の受付からすでに見えています。徒歩3分。
C事業所は、特養に併設されたケアプランセンター。職員に患者さまが多く、ケアマネジャーも患者さまです。治療院から徒歩10分。
今後の治療院の営業もかねるとなると、ここはBかCの事業所を選択すべきでしょうw
悩んだあげく、最初は大手の社会福祉法人のケアプランセンターであり、今後の連携が期待できそうなB事業所に打診することにしました。
見学実習の同意を得る
研修センターでは、実習生と事業所のコーディネートは一切行わない、というスタンスなので、事業所が実際に受け入れが可能かどうかは自ら交渉しなければなりません。
考えてみたらケアマネージャーの業務の特性上、このような交渉も実習の一部なんでしょうね。
早速、決めたその足で事業所までお伺いしました。
その事業所の母体は、介護施設や病院など100以上もの施設を運営する、大手の社会福祉法人のケアプランセンターです。
はじめて施設の中に入らせていただいたのですが、かなり多くのケアマネージャーさんが在籍されているような感じでした。
所長さんが対応してくださり、快く実習の受け入れを承諾していただきました。
昨年までは3人以上もの実習生を受け入れていたそうですが、今年は研修の受講生が激減したせいか、ボクがはじめての受け入れだったそうです。
この日は、担当のケアマネージャーさんがお休みだったので、後日あらためてお伺いしました。
見学実習のながれ
後日、担当してくださるケアマネージャーさんと顔合わせをして、「実習誓約書兼実習受入依頼書」を提出しました。
幸い過去にも実習の受け入れをされてきたこともあって、手なれた感じで実習の流れのオリエンテーションをしていただき、日程の調整についても相談に乗っていただきました。
3日以上かつ15時間以上の実習が必要
3日以上かつ15時間以上の実習が課せられていますが、こちらの仕事の都合も聞いてくださって、4月に4時間ずつ4日間お世話になることになりました。
当たり前のように実習を受けるカタチになってしまいましたが、大変忙しそうな業務の途中で、実習のために時間を割いていただいているのは、本当に申し訳ない気持ちになります。
気をつけたことまとめ
ケアマネージャー実務研修の山場である、実習がはじまりました。
受け入れて下さる事業所が決まりホッとしていますが、事業所の貴重な業務時間をお借りして学ばせていただくので、担当してくださるケアマネさんや利用者さんにもご迷惑をおかけしないように気を引き締めたいと思います。
また、見学実習を受け入れてくれる事業所の選びかたは人それぞれだと思います。
ボクが事業所選びで気をつけたことは、資格取得後も良い関係を築ける事業所を選ぶということでした。
見学実習受入協力事業所一覧をみてみると、兵庫県内では600を超える事業所が届出してくれていました。
この中に興味のある事業所があれば、これを機に実習をお願いしてみるのもいいかもしれませんね。
いぬくま!