ケアマネージャーとしての役割。多様な視点で分析する看取りと認知症への援助【実務研修11日目】(おまけ:宇治川の暗渠に迫る)


介護支援専門員(ケアマネージャー)実務研修の11日目(後期3日目)です。

5月は研修が2日間連続でありました。

会場は昨日に引き続き、兵庫県福祉人材研修センター。

教室には6人掛けのテーブルが20ぐらい用意されていて、グループワークに特化したような配置になっていますね。

今回は看取りや認知症ケアの場面での、ケアマネージャーの役割について学びました。

そして、ここに研修に来るだけではもったいないので、今回はご近所ツアーもお届けしますよ~w

ゲンキ
今回のツアーは見ごたえあるよ~w
Qoo
マニアックすぎる・・・

介護支援専門員(ケアマネ)実務研修 後期3日目

実務研修の9日目に、神戸ファッションマートでうけた、ケアマネージャーによる看取りや認知症の支援の内容と重複するのですが、

そのときに学んだことを、今回はグループワークで演習していきます。

ケアマネジメントの展開(演習編)

看取りに関する事例

ケアマネージャーは看取りのケースを担当した場合に、できる限りの不安のない最期を支援し、安らかに亡くなっていく方法を考えていかなければなりません。

迎えるゴールは「死」なのですから、本人や家族に想像以上の身体的・精神的負担がかかるのは当然です。

そういった看取りの事例から、

  • 看取りを対応するのに必要な準備
  • どのような方法で病状などを知るのか
  • 本人と家族への面談で配慮すること
  • 事例のサービス計画を見て、足りていないことはどんなことか
  • ケアマネージャーとして必要な視点と役割について

などをグループワークしました。

後悔のないようにしてもらえる支援を、ケアマネージャーの役割としてどうしていくのかを、具体的に意見を出し合いました。

ゲンキ
足りない視点がたくさん見つかったよ。

認知症に関する事例

今後も認知症高齢者の増加が社会問題となるのは確実で、これからアマネージャーが認知症高齢者のケアマネジメントをする機会はますます増えていきます。

ここではその認知症の事例をもとに、グループワークをしました。

  • 認知症状を悪化させる可能性のある要因を分析する
  • 認知症上を悪化させさせないための手立てを考える

事例では、家族が本人のためと思った接し方が原因で、認知症の症状を進行させてしまっている状態でした。

認知症の方が感じている世界を正しく理解し、思いやりのある接し方を心がけることで、お互いが安心して生活できるようになります。

ケアマネージャーの役割は、それらを良い方向へ導くことです。

そのためには認知症の方への正しい接し方や間違った接し方、対応の仕方などをちゃんと説明できるように理解しておかなければなりませんね。

ゲンキ
ケアマネの役割は重大だよ!

神戸の地下に潜む『宇治川の暗渠』に迫る

研修会場ご近所ツアー

看取りや認知症などをしっかりと勉強したあとは、しばしの現実逃避タイム。

これが恒例の?研修会場のご近所ツアーですよ。

なかなか好評を得ている企画なんですw

ただ兵庫県福祉人材研修センターの近くをざっと調べてみたのですが、徒歩で行けるような見どころが特にないんですよね・・・。

ゲンキ
あるとしたら大倉山公園かな?

大倉山公園へ向かう

とりあえず足を動かさなければ新しい発見はありません。

昼食タイムに与えられた時間は60分。

兵庫県福祉人材研修センターから、大倉山公園のある西へ向かいます。

徒歩で10分ぐらい、それらしき入り口まで来ました。

この川の奥の緑が大倉山公園のようなのですが、どこから入ったらいいのかわかりません。どうしたものか・・・。

宇治川の謎

と、あたりを見渡していると、目の前のなんでもない川、宇治川とあります。

ゲンキ
おや?

ここで川が終わっています。

ゲンキ
ダムかな??

上流のほうを振り返ってみましょう。

いたって普通です。

ゲンキ
やっぱりここまではどこにでもある川なんだけど・・・
Qoo
なんだコレ??

ダムではない何か

ゲンキ
ダムだとしたらここに水が溜まっているはずなんだけど、ないなぁ。

Qoo
ないどころか緑が生えてるw

監視塔のようなところまで来ました。

Qoo
やっぱりダム?
ゲンキ
何これ?コワイ。何も書いてないし。

消えた川の水

Qoo
あっ!ここから下に入れるみたいだよ?

監視塔のようなところのふもとに、地下通路がありました。

ゲンキ
というか・・・位置的にはここには川の水が流れているはずなんだけど・・・どこにいった??

Qoo
奥に行ってみようよ!

ゲンキ
うわっ!!商店街だ・・・??

Qoo
やばいよ!ここの欄干に「宇治川」って書いてあるけど・・・商店街やん!!

ゲンキ
我々は知ってはいけないものを知ってしまったかもしれない・・・

宇治川の暗渠

これはご近所ツアーどころではなく、国家機密に触れてしまったような気持ちで午後の研修を終えて直帰しましたw

急いで調べてみると、これは暗渠(あんきょ)というものらしいんですよね。

暗渠とは、地下に設けられていて外からは見えない水溝のことです。

先ほどの水が途切れた場所から、暗渠となり地下の用水路を通って水が流れているらしいのです。

地図を見ても川が途中でとぎれているのが確認できますね。

途切れたところで川がなくなるのではなく、そこから川の水は地下水路を通って、ハーバーランドの東側から海へ流れていくようです。

Qoo
神戸にはこのような地下河川が他にもあるんだって!
ゲンキ
ほっ、国家機密じゃなかったんだ~

メルカロード宇治川

そして、先ほどの商店街。

出典:http://www.ichiba-kobe.gr.jp/ichiba12/index.php

しっかりと宇治川の名称がつけられていましたw

その昔、川の氾濫が幾度とあり、地下に沈められた宇治川。

ちょうどその宇治川に沿って商店街ができたのでしょうか?

暗渠というと川を下水道化して蓋したものが多いそうですが、宇治川は自然河川のまま埋められたものだそうです。

Qoo
なんかすごい話だな~

まとめ

実務研修レポートよりも、暗渠の破壊力がすごすぎて、研修の部分をかなり省いてしまいましたw

しかし、このような地域のこともケアマネージャーは知っておかなければなりません。

知らなくていいような情報も、どこで役に立つかわかりませんからねw

神戸で研修を受ける方で、暗渠のことが気になる方は行ってみてはいかがでしょうか?

Qoo
まぁ、行かないねw

さぁ、5月の研修が終わりました。

次は6月の終わりになるので、しばらくお休みです。

ゲンキ
まだまだ資格を取るには勉強が足りないなぁ~。

 

いぬくま!