介護支援専門員(ケアマネージャー)の実務研修において、実習として位置づけられている2つのプログラム。
居宅介護支援事業所などに出向き、ケアマネジメントプロセスを見学する実習と、要介護認定を受けている「実習協力者」を見つけ出し模擬的にケアプランを作成する実習があります。
前者はどちらかといえば受け身の実習になるのですが、後者はがっつり自分で働きかけて、模擬ケアプランをしっかりと作成しなければなりません。
しかも、実習レポートの提出がなかなかエグイのです!
目次
アセスメント及びケアプラン作成実習
- 実習協力者を探す
- 実習協力者が見つかったら、実習の趣旨を説明し協力を依頼する
- 実習協力者から「実習に関する同意書」をいただく
- 実習協力者に対し「実習誓約書」を提出する
- 実習協力者の所へ出向き、模擬のアセスメントを行う
- 所定の書類を作成する
という流れで、すべて自分ひとりで実習を行います。
実習協力者を探す
「実習協力者」とは居宅で生活されている要介護認定を受けられている方です。
まずこの「実習協力者」をどうにかして見つけるという、とんでもない課題をつきつけられますw
気が進まないのですが、患者さまで要介護認定を受けている方がいらっしゃっるので、その方にお願いするしかないかな?と思っていました。
そんなとき家族の紹介で、患者さま以外で実習に協力していただける方を見つけることができました。
実習協力者の所へ出向き、模擬アセスメントを行う
顔見知りだったので、お宅に訪問するのは割と気楽にいくことができましたw
実習の依頼書や、同意書をひとつひとつ説明しながら記入していただきます。
あとは事前に用意していた質問事項を、アセスメントシートにそって聞き取っていきました。
普段の臨床では聞かないような内容も、詳しく掘り下げて聞き取っていくことは、とても緊張することでしたが、無事にアセスメントを行うことができました。
実習レポートの提出がなかなかエグイ。
所定の書類の様式を印刷する
現実に戻り、実習ノートで提出書類を確認します。
こちらの各種様式を印刷して驚愕しました。
実習ノートに直接記載する分も入れるとかなりの量です。
アセスメントシートを記入
実習協力者のお話をもとに、課題を整理していきます。
いきなりどうしたらいいのかわからないので、教科書を見たりしながら記入していきます。
とりあえず空欄を埋めるのに必死で、結果的に内容の統一性に欠けるようなものになってしまいました。
サービス計画書1~3表を作成
いよいよどうしたらいいのかわからなくなりましたw
そんな時は、西宮ガーデンズに行って現実逃避を・・・
ではなくて、本屋さんですw
介護のコーナーありました。
いくつかの事例を参考にしたら、書き方のヒントがあるのではないかと思いやってきたのです。
この本なんかよさそうだったので、購入。
・・・せずに立ち読みでインプットしましたw
提出書類が用意できなければ退場
研修センターは無慈悲ですw
提出漏れがあると続けての研修の受講ができなくなるので、失敗は許されません。
とりあえず書類を作成して提出しなければならないのです。
急いでコンビニに直行して、各6部ずつコピー。
全部で100枚ぐらいに・・・。
「アセスメント及びケアプラン作成実習」まとめ
実習のレポート作成はかなりハードでした。
ボクは提出期限の前日になんとか終わらせることができて、この記事を書いています。
ゴールデンウィークもこのレポートのことが頭にあったので、完全に楽しむことはできませんでしたw
しかしながら、介護の現場を実体験できる学びは、要介護高齢者の多様な生活状況や環境についての理解を深める大きなきっかけとなりました。
このレポート提出した模擬ケアプランを、プレゼンする研修が行われるらしいので、みなさんにダメ出ししていただきながら頑張っていこうと思いますw
いぬくま!