ますます増える高齢者。ケアマネを悩ませる団塊の世代の介護問題とは?【実務研修4日目】


介護支援専門員実務研修4日目です。

六甲アイランドにある、神戸ファッションマートに来るのもなんだか様になってきましたw

この圧巻の吹き抜けのアトリウムプラザでは、プロボクシングの興行も行われるそうです。

Qoo
天井高は40メートルもあるんだって!

会場の9階までは、エレベーターでこのアトリウムプラザを見おろしながらあがっていきます。

1月は最終日です。

ゲンキ
さぁ、がんばりましょう!

介護支援専門員(ケアマネ)実務研修 前期4日目

昨日に引き続き、講義形式の授業です。

7時間しっかりと学びます。

Qoo
ちょっと詰め込みすぎじゃない?w

『地域包括ケアシステム及び社会資源』

『地域包括支援センター』のイメージは、高齢者が介護・医療・保健・福祉といったサービスをうけるための「総合相談窓口」といった感じですかね。

ゲンキ
ボクはケアマネ試験で、その存在をはじめて知ったよw

そこで実践される地域包括ケアシステムとは、

生きづらさ、暮らしにくさが生じても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように、医療・介護などが包括的に確保される体制です。

これからの社会は人口減少の一途をたどります。

兵庫県では2025年には、認知症高齢者と小学生1~6年生の割合がほぼ等しくなる試算があるそうです・・・。

団塊の世代がお亡くなりになるピークをむかえる2040年には、いかに地域で看取るかが課題です。

このような問題に対して、地域包括ケアシステムで対策することが求められているのですね。

地域で、各種施設や支援制度の整備などの社会資源を新たに開発する必要性も生まれてきます。

そこでケアマネージャーは、地域でいろんな人を巻き込みながら、社会資源を利用してまとめていかなければなりません。

>>「みんなの介護 地域包括ケアシステム」の記事に詳しく解説されています

『介護支援専門員に求められるマネジメント(チームマネジメント)』

利用者さんの自立という目標に向かって、多職種がそれぞれの役割と専門性から取り組むことをチームアプローチといいますね。

このチームアプローチにおけるケアマネージャーの役割について学びました。

ボクははり師・きゅう師・柔道整復師です。

腰痛などの疼痛緩和、転倒予防の指導や機能回復訓練など、介護の分野でもそこそこ役に立つ職種ですw

テキストには一文字も出てこないこの職種・・・グループワークではいつも浮いてしまうのですが、この職種もケアチームを構成する一員として胸を張ってその専門性を生かしたいと思いました。

ケアマネージャーはこのような職種についても、深く理解して連携し、チームアプローチをまとめて、利用者さんのニーズに必要だと判断したらケアプランに位置付けれるようにしなければなりません。

ゲンキ
もっと知ってね東洋医学。

『ケアマネジメントに係る法令等の理解』

介護保険法は制定され施行されてから18年と、まだまだ若い法律です。

3年ごとに見直されて、団塊の世代が75歳になる2025年に向けて、介護サービスの提供体制の整備が進められています。

正直、法律のお話は堅苦しくてスルーしたくなるところですが、適切なケアプランの作成には、法令等を正しく理解し、規定を遵守しなければなりません。

ゲンキ
改正が多いので、常に新しい情報を入れなくちゃならないんだ!

まとめ

講師のみなさまは口をそろえて「団塊の世代が・・・」とおっしゃいます。

人口の割合の多くを占める団塊の世代が、後期高齢者となり介護が必要になったときをいろんな意味で恐れているようです。

まず介護のマンパワー不足で、介護サービスが行えないという問題。

そして、ボクの親も団塊の世代なのでなんとなくイメージが湧きますが、あの年代は自己主張が強く意思をつらぬく人が多いイメージですよね。

それに対して、介護する立場の若者たちは、社会のあらゆる場面で我慢することに慣れていない人が多いイメージです。

その両者が対峙するとき・・・何か悪い予感がしますよね。

そのころには介護ロボットなどの新しいテクノロジーの開発や、外国人の介護職員の増加などが進んでいることでしょうが、

これらに対して、本当に社会全体で取り組んでいかなければならない問題になっています。

朝からの長い研修を終えて外へ出ると、あたりはすっかり暗くなっていました。

六甲アイランドは独特の静けさというか、人の気配をあまり感じないんですよね。

ちゃんと人はいるんですけど・・・高層の建物が多い割には人口が少ないのかな?

Qoo
Qooのお土産は・・・?

かいご畑

 

いぬくま!