日本で最も美しい村【伊根工房】アートギャラリーから伊根町の舟屋の内部に迫る


日本で最も美しい村を提唱する村。舟屋で知られる伊根町へ行ってきました。

近年、ドラマや映画の舞台にもなり「舟屋」という不思議な風景が広がり、観光客も数多く訪れるスポットです。

 

と、まずは天橋立には寄っていきますw

たくさんの観光客でにぎわっていました。

いいお天気です。もう少ししたら海水浴もできそうですね。

そして、天橋立で遊んだ後は海沿いを北上していきます。

伊根町は天橋立をさらに奥へ40分ほどのところにあります。

 

今日の目的地は伊根唯一のアートギャラリー『伊根工房』さんです。

古くどこか懐かしい伊根の舟屋群のある街並みを横目に奥へ進んでいきます。

途中の舟屋を改装したオシャレな感じの古民家カフェに吸い込まれそうになる気持ちをおさえつつ、更に奥へ奥へ進んでいきます。

道幅が細くなり、人の姿も見えなくなり、だんだん不安になってきたところで看板を発見しました。伊根工房さんです!

おそるおそる中に入ってます・・・だ、誰もいませんw

しばらくすると・・・

店主がさっそうとスーパーカブに乗ってあらわれましたw

早速、店内に案内され(すでに探索していましたが・・・)

念願の舟屋の中に入ることができました!(入ってたけどw)

1階はカフェスペースと「伊根焼き」陶器の展示スペースに改築されています。

独特の陶器はすべて店主の作品。こちらはめずらしいヒト型の陶器ですね。隣の建物にある陶器の工房で制作されています。

店主の家は同じ舟屋でも漁師ではなく、船を造るお仕事をされていたそうです。

伊根焼きの食器もとても素敵ですね。

海側から見る舟屋も美しいのですが、やっぱりその中も気になりますよね。

木琴も奏で放題ですw

店主に伊根の歴史や舟屋について、一杯400円のコーヒーを頂きながら、しっかりと説明をしていただきました。伊根の語り部ですね。

伊根湾は日本海側には珍しく南側に開き、三方を山に囲まれた独特な地形で、出入り口にある青島が防波堤の役割を果たし、海は年中穏やかで潮の干満の差も少ないそうです。

湾内はすり鉢状になっていて中央部の水深は25m・・・。この舟屋の1階部分から海水浴もできるみたいですね。ものすごくこわそうだけどw

日本海といえば波が高く、冬は特に大荒れしてそうなイメージですが、この地形なら舟屋のようなシステムも生かして、漁業が発展してきたのも納得できます。

舟屋は伊根湾の海面にせり出して建築されていて、1階は船のガレージになっている独特の建造物です。船を海から直接入れられるような構造になっているのですね。ワイルドです。

ここで船を引き上げて乾燥させるのだそうです。

土台や柱は椎の木を用い、梁は松の原木を使用しています。
ここは漁具の格納や魚の干し場にもなっているのです。

現在は船も大きくなって、ほとんどは舟屋の外に停泊させているみたい・・・。

舟屋の2階は居室で、隣接して蔵を有する場合も多いそうです。

2階から伊根湾を一望できました。それにしても穏やかな海です。

この湾を取り囲むように立ち並ぶ舟屋を総じて「舟屋群」といいます。この湾岸に沿って約230軒の舟屋が建ち並ぶ伊根浦は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。

そのほとんどが今も生活の場として使われています。

いつか世界遺産になるのかも・・・。

京都府与謝郡伊根町にある舟屋を改築された伊根工房。喫茶メニューは400円のコーヒーのみ。今までに遠望で舟屋を見たことはありましたが、舟屋の中を間近で探索出来たのは大変貴重な経験でした。店主のオリジナル陶器や食器、絵画なども展示されていてテンションのあがる店内でした。階は宿泊施設にもなっていて素泊りも可能とのことです。

伊根町の舟屋を堪能するならおススメですよ

住所:京都府与謝郡伊根町亀島848
TEL:0772-32-0071

 

伊根町観光協会舟屋のガイドツアーとかもあるみたいです。

 

いぬくま!