【宝塚市クマ目撃情報】クマと至近距離で出会った場合の対処方法を知っておこう


また宝塚市から安心メールが届きました。

クマの目撃情報
【2018/09/19更新】 

 本日(9月19日)午前6時20分頃、宝塚市山手台西4丁目の長尾山トンネル南側付近においてクマらしき動物の目撃情報がありました。

 ツキノワグマは春から夏にかけて繁殖のため活動範囲が広くなり、遭遇する危険性が上がる時期となります。そのため、山等に立ち入る場合は、クマ鈴やラジオ等、音の出るものを身につける等の対策をしていただきますようお願いします。
 また、動物の食料となるようなゴミを屋外に放置しないようご協力をお願いします。クマと思われる動物を目撃した場合は決して近づかず、安全な場所に移動し、宝塚市役所農政課(0797-77-2036)までご連絡ください。 

えぇっ?また??

宝塚市の住宅地にありえない野生動物の目撃情報がありました

13日の目撃情報は、正直なところ何かの見間違いだったんだろうと思っていましたが、13日に続いて19日の目撃情報です。

いよいよクマの存在が現実味を帯びてきました。

しかも前回の目撃された場所からほど近い場所ですので、前回食べ物を見つけたクマがまた食べ物を求めて山を下りてきた考えると、とても心配なニュースです。

大きめのイノシシ説であって欲しかったのですが・・・まぁ、それはそれで危険なんですけどねw

こうなってくると最悪、至近距離で出会った場合の対処方法を学んでおかなければなりません。

まずクマと出会わないように注意してください。 向こうも人間は怖いので、出会いたいなんて思ってませんよね。大抵はお互いが予期せぬ出会いです。

なので歩くときに話をしながら・歌いながら・鈴を鳴らしながら・ラジオを点けてなど音を出してこちらの存在を知らせながら歩きましょう。

遠目にこちらの存在を察知すれば大抵は向こうが引いてくれます。

最大限の遭遇しない努力をしても、至近距離で「それでも出会っちゃった」という場合の対処法を調べましたので、参考までに頭にいれておくといいでしょう。

「死んだふり」をするは正しい?

そういえばよくクマに出会ったら「死んだふり」をしたらいいと聞きます。なので、いつでもとっておきの死んだふりをする準備をしておけば大丈夫でしょう・・・。

そんなわけないですよ!!本当に死んじゃいますよ!!!

クマは雑食なのですが、積極的に生きている動物を襲うというよりは、動物の死骸を食べるそうです。つまり「死んだふり」はエサが転がってるように見えてしまうかもしれません。空腹だったらと考えるとおそろしいですね。

空気レベルに存在を消すことができたらいい方法ですが、仙人級にならないと難しいでしょう。そんな判断は絶対にしないで下さいね!

大きな声で叫んで助けを呼んでいい?

クマと出会ったときは一人では対処が難しいので、近くの人に助けを呼ぶために大きな声で「キャー!!助けてー!!」と叫ぶのはいいのでしょうか?

よくないです!!クマもびっくりして襲ってきますよ!!

助けを呼ぶために大声を出したり、悲鳴をあげるなど不快な大きな音はクマにとって大きなストレスで刺激になるので、びっくりして襲ってくるかもしれません。

遠い距離から発見した場合は存在を知らせる意味で効果的ですが、至近距離ではじっと静かにしましょう。

全力で走って逃げるといい?

クマに限りませんが、狩猟本能を持つ動物は逃げようとしたものを追う習性を持っています。 クマは時速30~60km/h以上で走ることができるので走って逃げても追いつかれます。これはスクーターなみです。

走って逃げないで下さい!絶対に追いつかれますよ!!!

人類最速の男、ウサイン・ボルト選手でも最高速度は時速44.7㎞/hぐらいなので逃げ切れないでしょうね。

高い所へ逃げる(木に登る)といい?

クマと出会ったら木の上に逃げるという選択肢もありますよね。

木になんて登らないでください!!木の上で二人きりですよ!!!

当然ながらクマは木登りが得意なことは覚えておきましょう。

なお小柄なツキノワグマほど木登りが得意のようです。塀の中に逃げたからといって安心しないで下さい!多分簡単に乗り越えてきますよ!!!

そもそもそんな時に木に登れないヒトがほとんどでしょうね。

倒せそうなら戦う!?

小柄なクマなら倒せそうな気がするんですけど・・・。

相手は屈強な野生動物です!!勝てるわけないですからね!!!

クマは野生の身体に強い力、鋭いツメやキバを持つがゆえに、他の野生動物以上の脅威を人間に与えます。

数年前に空手家のおじいさんがクマに勝ったみたいなニュースをしていましたが、クマによる人身被害は後を絶ちません。自信があっても絶対に戦ってはダメですよ。

出会ってしまったときにやるべきこと

互いの距離が近すぎる場合はクマを目を見つめながらジリジリと下がりましょう。 まずはゆっくり後退して距離を取ります

次にリュックや上着などの荷物を下に置いて、再び自然な速度で後退して更に距離を取ります。 クマはヒトの荷物を漁るのが大好きなので、興味をヒトから近い荷物のほうへ移すことができます。

盗られた荷物を取り返そうとするのは諦めましょう。 クマは執着心が強いので、一旦渡したものが無造作に置いてあったとしても持っていくと取り返そうと追ってくるそうです。

ある程度距離が空けば、目を離して少しだけ早歩きして逃げます。安全な場所まで逃げることができたら速やかに市などに連絡しましょう。

ボクは対処法を調べる前にクマと出会ったとしたら、奇声を発しながら全力で走って逃げていたと思います。多分その前に腰抜かしてその場にへたり込むと思いますがw

とにかく、クマを相手に急いで逃げる行為は自分が獲物だとわざわざ教えてあげてるようなものです。冷静さを保ち、ゆっくり距離を取らなければなりません。

そして「死んだふり」がいい、というのは都市伝説です。

これはイソップ物語の「熊と旅人」という物語が間違って解釈されてしまった結果という説があります。

いざという時に正しいクマの習性を学んでおかなければ、クマも襲いたくないのに本能的に襲ってしまうという結果につながりかねません。

それにしてもお互い望まない出会いは避けたいですね。

いぬくま!