【ITAMI】夜の大阪国際空港(伊丹空港)一期一会に酔いしれる


午後診を終え、東京作家サミットから帰ってくるSeikoを迎えに伊丹空港へ向かいました。

実は伊丹空港は治療所から案外近くて、車で15分ほどの距離にあります。こんな近くに非日常的な世界への扉があったんですね・・・

飛行機は基本的に全部「遠く」へ行ったり、帰ってくる乗り物じゃないですか。

空港にある「遠く」という空気感は、ある意味非日常的なワクワク感というか、ここから始まる旅の高揚感という様なものが満ち溢れている感じがしませんか?

特に夜の空港のもつ独特の雰囲気は格別です。さぁ、つかの間の現実逃避の旅をスタートさせましょうw

「伊丹空港」と呼ばれ親しまれているこの空港は、国内線専用空港として日本全国を結ぶ拠点空港。大阪の都心から約30分ほどという便利さで利用客も多いのです。

夜も遅く空港の利用客の姿もまばらになっていますが、飛行機が到着するとこちらの到着口からドバ~っと人が溢れ出てきます。

現在時刻は20時。Seikoの到着まであと30分ほどあるので空港内を散策しましょう。

北と南の両ターミナルには、レストランやお土産物のショップがあり、いつもは家族連れや利用客でにぎわっているのでしょうね。

ところが、この時間になると閑散としています。広い空間の静かな様子に癒されます。

到着口の近くには人が集まるので飲食店がたくさんありますね。お店によって違いますが22時ごろまでは営業しているところが多いです。

甘いものは全てにおいて正義です。ジャスティスです。

オシャレなカフェもこの通りガラガラです。店外の椅子が「普段は待ち時間があるんだぜ」という雰囲気がでていますね。

到着まで中途半端な時間なのでお店に入るのもあれだし・・・。

そうだ!展望デッキへ行ってSeikoが乗って帰ってくる飛行機を見に行こう!

4階の展望デッキまで来ました。あれ?人の気配がしないなぁ・・・。

ここにも親切な電光パネルが・・・。これを確認しながら到着の便を目視するのですね。便利です。

あ、間もなく到着だ・・・。

千里川土手からのライブ配信もしています。

空港の南側にある、ありえない距離から飛行機を見ることのできるスポットが千里川土手です。

出典:http://www.hankyu.co.jp/

ここでは手を伸ばせば届くのではないかと不安になるぐらいの近い距離で、爆音を堪能しながら頭上を通り過ぎる飛行機のお腹を見ることができますw

出典:http://www.hankyu.co.jp/

空港の展望デッキからの景色とはまた違う、大迫力の展望スポットです。

その千里川土手からのライブ配信なんですが、白黒でしかも夜なのでなんだかよくわかりませんw

というか、せっかくなので目の前の滑走路を自分の目で見に行きましょう。先日見送ったときはこんな感じでした。

いいお天気で開放感満点でした。

飛行機の離発着はもちろん、周辺の町が一望できましたね。

これが夜になると・・・

・・・誰もいない。

キラキラとまばゆい光を放つ飛行機や建物が、近未来の都市を連想させたり、滑走路を照らす誘導灯が地上の天の川のように見えたり、旅人の心情を映すかのように幾重にも変化します。

夜の静けさの中で、しばしその光や飛行機の流れに心を奪われました。

出発前の期待と不安、到着後の安堵と未練・・・。人々はいろいろな思いを胸に空港を行き交うのでしょう。

夜の空港は日中とは全く異なる景観を見せます。センチメンタルになってもいいじゃない。

ほら、周りはカップルだらけ・・・でもなくやっぱり誰もいませんw

にしても匂う。臭うぞ~~。

さっきうろうろと散策したときに買った551が屋外だというのに、感傷に浸ったボクの鼻を突きさし現実に戻します。(食欲をそそるんですけどねw)

そうだ。Seiko、どこだ。

この飛行機なのか?

たぶんこれだろう。うん、これにしよう。

さて、到着口に戻ろうw

出張で来たのか、それとも出張帰りのビジネスマンなのか、訪日外国人やいろんな人が到着ゲートからたくさん出てきました。疲労感と期待感が入り交じる雰囲気がたまりません。

ボクの目に映ってる人たちは、何百キロも離れた全国各地の空港から来てここにいるんですよ? しかも、多分もう二度とボク人生とは接点のないいわば「一期一会」の人たちです。

その1人1人がそれぞれのドラマを持ってるのです。

ある人は「海外に行って頑張るぞ」と意気込んでるかも知れません。またある人は「出張が終わって家族の待つ家に帰る人」かも知れませんし、「夢破れて複雑な気持ちで地元に帰る人」なのかも知れません。

つまり、1人1人いろんなストーリーをそれぞれ持っているのです。

ボクがもつ空港の雰囲気が好きな理由は、こういった人々のもつ背景や、「遠く」という飛行機特有の移動スケールの大きさから、ある意味での「非日常感」をよりリアルに感じとることができるからなんでしょうね。

な~んてことを考えながらと到着口から出てくる人たちを見ていると、眠たそうにゆっくり歩いてSeikoが出てきましたw

お世話になったご友人から頂いたお土産をしっかりと握りしめ、嬉しそうに東京での思い出を語る姿から、とても充実した旅を満喫した様子を伺えました。

ご丁寧にジャスティスなお土産までいただいて本当にありがとうございました!!

大阪国際空港。またの名を伊丹空港。

昼でも夜でも、飛行機好きはもちろん、空港という場所が好きという人も多く集まる人気のスポット。

飛行機の離着陸を間近で見ることが出来たり、ご当地グルメが食べられたりと、空港の楽しみ方は人それぞれ!

飛行機に乗らなくても、その場にいるだけで非日常感を味わえるので、とってもワクワクするはずです。

ふらっと行ってみるのもオススメですよw

 

いぬくま!