道の駅「杉原紙の里 多可」から国道427号線を挟んで向かいにある神社が、今回紹介する「青玉神社」です。
兵庫県多可郡をまたぐ国道427号線が快走路なので、
ツーリングの休憩スポットとして、たびたび道の駅は利用していたのですが、青玉神社からの圧が凄すぎて参拝はスルーしていました。
しかし実はここ、隠れたパワースポットなんですよね。
目次
【青玉神社】腰痛に御利益!樹齢1000年以上の御神木に囲まれたパワースポット
独特の雰囲気のする不思議な神社
青玉神社の周辺だけ大きな杉で覆われていて、異様な雰囲気を放っています。
はじめて道の駅に訪れたとき、ボクには霊感が全くないのですが、思わず向かいの駐車場からでも「陰」を感じてしまうような印象をうけました。
夜に訪れたくない神社NO1(ゲンキ調べ)の風格が漂っています。
境内にはたくさんの杉が群生しているのですが、
なかでも、県指定天然記念物でもある樹齢約1000年の杉の巨木7本が、拝殿を囲むように立っているそうです。
鳥居の前に立つと、拝殿へと続く真っ直ぐな参道があらわれました。
よく見ると、安定感抜群の両部鳥居ですね。
額には「青玉神社」の文字。屋根があるので雪対策もバッチリです。
杉木立の参道
杉木立の参道をゆっくりと進みます。
明らかに外界と空気が違う感じがするのは、ここがパワースポットとして有名だという先入観からでしょうか。
気がつくと杉に囲まれていました。
晴れている日中でも薄暗い感じなのですが、木漏れ日が神秘的です。
特に、拝殿の一角だけ太陽の光が強く差し込んでいて、神々しく輝いています。
ここに青玉神社の由緒が書かれてありました。
「天戸間見命」と「大歳御祖命」を祀っているそうです。
天戸間見命とは出雲からきた製鉄の神様らしく、このあたりが製鉄が盛んであったことを意味するのでしょうね。
龍神池の青玉
参道の途中、右手に龍神池があるのですが、よく見ると池の中央の岩の上に、青玉ありましたw
足腰の痛み・肩こりに「休み石」
その昔、井ノ岡(猪の岡)という狩人が三国山に狩りに行った帰り道、背中が急に重くなり、ここ迄やっと辿りつき、動けなくなった。
この休み石に腰かけ、しばらく休んだ後、帰ろうと立ち上がれば背中が急に軽くなった。急いで村に帰り、この事を村の人に話した。村の長老がそれはきっと神様やと言った。
山頂の青玉さまを背負ってきたのだから、ここに神様を祀れということだといって、この地を清め青玉神社として祀ったそうである。
これが休み石なのでしょうか・・・。
「足腰の痛い人、肩がこる人、こんな方を知っている人 一度拝んで下さい。」と書いてあります。
そんな方・・・まさにボクです。めちゃくちゃ知ってますw
とりあえず腰かけて拝んでみたのですが、ところでここに座ってよかったのでしょうか・・・??
7本の御神木
拝殿の周りには、特に大きな巨木の御神木が神様を取り囲むようにそびえたっています。
高さ50~60メートル、根まわり8~10メートル、樹齢は1000年以上する大杉たち。
なんという迫力でしょうか。
拝殿に到着
拝殿の屋根には千木(V字型の出っ張り)と鰹木(棟に直角になるようにして並べた木)があります。
狛犬です。
静かな杉木立の参道を歩いてきて拝殿にたどり着くと、とても神聖な気持ちになっていることでしょう。
熊野神社
拝殿の右手には熊野神社。
隣に本殿が見えますが、老朽化のためか雪の防ぐためなのか建物で覆われていますね。
母と子の健康を願う「乳の木」
さらに、熊野神社の右手には乳の木。
乳房型のぬいぐるみを吊るして、母乳不足に悩んだ婦人が乳が出るのを祈願していたそうです。
現在も、子どもの成長や婦人の健康を願う信仰として続いています。
最大のパワースポット「夫婦杉」
拝殿の左手には朱鳥居があり、稲荷神社・山神社・愛后神社。
この奥に夫婦杉という御神木が生えています。
夫婦円満の秘訣が書いてありました。
これを見ると、30代~50代の夫婦は衝突が多そうな感じですねw
境内でも一際おおきな杉の木の根周りがあらわれました。
下から見上げると、天まで届いてそうな大杉です。
樹齢1000年以上、高さ45メートル、根周り11メートル、地上から8メートルの所で幹がふた手に分かれていることから「夫婦杉」と称されています。
これだけの大木なので、鎖や鉄線で補強されていました。
また、御神木にそっと手をそえて霊気を頂くと「腰痛がよく治る」と言い伝えられているそうです。
「青玉神社」まとめ
青玉神社は最初に「陰」を感じていたように、確かに生い茂る杉に光がさえぎられて暗い印象なのですが、
木漏れ日から差し込む厳かな光に彩られている拝殿周辺の雰囲気は、逆に眩しいぐらいに神々しかったのです。
御神木から溢れ出る圧というか、目に見えないパワーが確かにここにはありました。
特に「腰」にご利益がありそうなスポットがあったので「そんな方」は参拝されるといいかもしれませんねw
いぬくま!