未来を変えるテクノロジーとして、
いまもっとも多くの人々が注目しているのは、おそらく人工知能(AI)だろうと思います
将棋や囲碁の世界で、プロ棋士が人工知能に負けてしまうのは、まだ先の未来だと言われていました。
しかしAI技術の進歩はすさまじく、人類最強のプロ棋士に人工知能が勝つ時代になりました。
出典:Google DeepMind
GoogleのAIソフト「アルファ碁」の活躍に見るように、
囲碁という分野で見れば、人工知能は完全に人間を抜いてしまいました。
人工知能は生活を便利にする反面、
今後はあらゆる仕事が人間から機械に置き換わるのではないかと、不安に思われる方も多いことでしょう。
目次
人工知能がスゴイ。
人工知能が「存在しない人の顔」を合成!
2018年12月12日に公開されたこの技術はすごいですよ!
半導体ブランド企業の「NVIDIA」(エヌビディア)が、
人工知能で「存在しない人間の顔」の画像を作ることに成功したのです。
あらゆる人間の顔のデータをもとに、存在しない人間の顔を人工知能がそれらしく合成したのですが、
どうですか?
出典:NVIDIA
ちょっと信じられませんよねw
あらゆる性別、人種、年齢の人間の顔を自動生成することが可能だそうです。
さらに技術が進歩すれば、そのうちこの画像が動き出すんでしょうね・・・。
出典:NVIDIA
ついでに猫ちゃんもw
人工知能が「超高精度な歌声」の合成を実現!
2018年12月14日にはこんなニュースも・・・。
現在、音楽の世界で人工知能といえば、初音ミクなどのボーカロイドが主流です。
初音ミクはバンプオブチキンとも共演しました。
しかし、初音ミクは合成音声によるもので、やっぱり人工らしい歌声ですよね。
ところが、株式会社テクノスピーチと名古屋工業大学が共同で開発に成功した最新のAI技術では、
より人間らしい歌声を作り出すことができるようになったようです。
このAI技術が進めば数年以内に、合成音声がAIなのか人間なのか判別不可能になりそうな感じです。
既存の歌手や故人の歌声を再生することも可能になれば、
ボーカルが亡くなったようなバンドでも、新曲をつくって歌わせることもできそうですよね?
人工知能が描いた絵画に価値がつく時代に・・・
絵画の世界も例外ではありませんでした。
出典:ITmedia NEWS
AIが絵画を描く技術は以前からあったみたいですが、
芸術作品として価値がつく時代が遂にやってきたのです。
出典:OBVIOUS
この絵は高値がつきましたが、正直ボクは好みではありませんw
しかし、今後絵画が欲しい人の情報を読み取って、
その人にとって最適な嗜好の絵画を作成する技術もできるのでしょう。
また、絵画を描く技術はない人が、表現したいことを人工知能を使って描かせて作品としてアウトプットできる未来も近いのかもしれません。
シンギュラリティって何?
人工知能の進化
このように、人工知能はたくさんの例を見ることで、自ら特徴を見いだして、学習する仕組みになっています。
これは、人間がモノを学習する仕組みに近いですね。
このまま人工知能がどんどん学習し、人間の知性を超えるとどうなると思います?
ちなみに、この現象をシンギュラリティといいます。
人工知能が自らを改良し、人工知能が人工知能を生み出すことを可能とする未来・・・。
事実上、これは人工知能の開発が人類最後の発明となることを意味しています。
人工知能が意識を持つ?
すでに神経の働きをシミュレーションしたニューロコンピューターにより、
脳内の神経細胞の働きは一部が再現可能となっているそうです。
20年以内にはコンピューター内のニューロンの数は、
人間の脳の数を超えることができ、コンピューターが意識を持つことが可能になると言われています。
まとめ
最近のこういった人工知能のトレンドをみていると、
芸術の分野にもどんどん進出してくる未来は間違いなさそうです。
人工知能で合成された音楽・絵画などの芸術作品が、人間の生み出した作品と肩を並べている未来。
というか、現在・・・。
想像するとなんだかコワイですよねw
一方で、逆に生身の人間の作品の価値がますます高まるような気もします。
出典:OBVIOUS
この感覚がコワイと感じる間は、まだ人間の感性が正常なのかもしれません。
そんな感覚もなくなってる頃には、人間は人工知能にいろんな仕事を奪われてそうですね。
いぬくま!