昨日に引き続き、2日目の研修が行われました。
会場は同じく神戸ファッションマート。
研修1・2日目を終えて、ボクの不安が的中しましたw
様々な介護に関係する専門職につかれた受講者さんたちとのグループワークを通じて、自分の知識の未熟さをあらためて痛感しました。
演習課題に対してスラスラと意見を述べられる受講者のみなさま・・・。
ボクの場合は、まるで難解クイズに答えるような感じになってしまいましたw
目次
介護支援専門員(ケアマネ)実務研修 前期2日目
2日目も講義形式の座学になります。
6時間・・・明日のセンター試験を受験される受験生たちもこれぐらい勉強しているのでしょうかw
『自立支援のためのケアマネジメントの基本』
利用者さんの要望と、家族の要望が一致しないこともしばしば
この時間では、利用者さんが自立した日常生活を営むことができるようにケアマネジメントを行う過程で、利用者さんや家族や地域などの背景との間で様々なジレンマが発生することを学びました。
- 利用者さんは家で生活がしたい、家族は施設に入所させたい。
- 医師からは食事制限を指導されたが、カラダを壊してもいいから好きなものを食べたい。
また、ケアマネージャーは利用者さんのプライベートな部分にアクセスしていくので、複雑な人間関係や経済状況を把握する立場でもあります。
ケアマネージャーは常に正しい倫理観が求められ、利用者さんの権利を守らなければならないのです。
利用者さんを取り囲む人間関係の狭間で、社会から孤立しないように辛抱強く問題解決する能力が求められています。
ケアマネージャーと事業所とのジレンマも・・・
ケアマネージャー自体が事業所に所属しているので、その事業所の利益につながるケアマネジメントを求められるケースは容易に考えられます。
介護保険制度において、ケアマネージャーはすべての事業所との関係において中立性を求めているので、違反すると減算や事業所にペナルティーが課せられてしまいます。
現場を知らないので実際にはどうなのか知りませんが、そのギリギリのラインで調整しながら消耗しているケアマネージャーが多いような気がしてなりませんw
利用者さんにとって何が一番いいサービスなのかを知り、それが所属している事業所でできるのであれば問題ないのですが、
そうでなければ実践できるような働きかけをして、事業所を変えていく努力も必要ですよね。
まとめ
お昼休みは外から教室を眺め、しばし現実逃避しましたw
2日目を終えて、すでにココロ折れそうです・・・。
ケアマネージャーはジレンマの中で、様々なケースに対応できる「腕」が必要ということがわかりました。
複雑に絡み合った問題を紐解いて、正しい着地点を導き出す。
一人ひとりの利用者さんの望む生き方、在宅か施設入居かなど希望する生活のスタイル、家族の状況、経済状況などをしっかりと把握し、最適なケアプランを作成しなければなりません。
利用者さんや家族の要望を最大限活かすために尽力できる、
「腕」のあるケアマネジャーは、利用者さんや家族にとってなくてはならない存在ということですね。
いぬくま!