介護支援専門員の実務研修が始まる。ケアマネージャーの仕事がしたかったんじゃないの?【実務研修1日目】


介護支援専門員実務研修がはじまりました。

15日間の集合研修と、3日間の実習で、最低限のケアマネジメントにおける必要な知識と技能の習得を目指します。

兵庫県は六甲アイランドにある、神戸ファッションマートが会場です。

今日は9時10分の開講に合わせ、余裕をもって自宅を出ました。

ゲンキ
1時間もあれば着くよ~

介護支援専門員(ケアマネ)実務研修 前期1日目

会場はアイランドセンター駅から直結

六甲ライナーのアイランドセンター駅より、直結で研修会場の神戸ファッションマートへ入ります。

開講まであと10分。

一応、建物の外観も撮影しておきましょうw

Qoo
はやく教室に行きなよ!

正面まできました。

あたりにあまり人影はなく、ゴーストタウン感が漂っています。

人が多そうであまりいない・・・。朝だからでしょうか?

というか、会場は本当にここであっているのか不安になります・・・。

あってました。急ぎましょうw

いよいよ教室へ!

受付をすませ、分厚いテキストを受けとります。

ゲンキ
重い・・・。2.5キロぐらいかな?

95人が参加されておられました。

開講のあいさつとオリエンテーションを終えると、

早速授業がはじまります。

今日は7時間みっちり座学・・・。

ゲンキ
朝から夕方まで授業をうけるのは何年ぶりだろう?

『介護保険制度の理念・現状及びケアマネジメント』

講師の先生が、まずこんなことをおっしゃっていました。

今回の受講者が受験した第21回の試験に合格することが、いかに過去や20回の試験より難しかったかと・・・。

ゲンキ
ボクは20回の合格者なんだよね・・・w

どの職業にもあてはまることなのですが、

介護保険制度は3年ごとに更新されるので、特に介護支援専門員はずっと勉強し続けなければならないことをおっしゃっていました。

Qoo
だから5年ごとの研修が課せられているんだね!

先生は現在の研修時間が長いことに、苦笑いされていましたw

この時間では、介護保険制度の基本理念や、介護サービスの利用手続きの概要等を学びました。

また、「人とのかかわりを拒否するような人も多い」等、

現場の貴重なお話も聞けてたいへん勉強になりました。

ゲンキ
とりあえずケアプランを作成してサービスを調整するだけでなくて、利用者さんの背景やその先をしっかりと考えることがポイントだね!

そういえば今日は1月17日、神戸の震災から24年。

授業がはじまってしばらくたった10時に、一斉に教室中の携帯から警報がなってびっくりしました。

地震が来ると思って、本気で身構えてしまいましたw

ゲンキ
緊急地震速報だと思ったよ!
Qoo
黙とう・・・。

お昼休みに神戸ファッションマート周辺を散策

教室は9階なので、見晴らしが抜群です。

六甲アイランドは人工島ですよね。

神戸港から関空方面まで一望できます。

どこかで見たことのある建物かと思ったら、

このビルの向かいの美術館のある商業施設に、映画館が入っていてよく来ていたんですよね。

10年ぐらい前にその映画館が閉館してから、六甲アイランドに来ることはなくなっていました。

1F~3Fはショッピングフロアになっていて、主にインテリアのお店が集まっています。

平日だからなのか、人の気配がありません・・・。

一枚板の気になるお店を発見しました。

神戸ファッションマートのビルは内部から観察すると円錐状になっていて、おもしろい構造になっていました。

SF感がありますw 

また、近隣には飲食店がないというアナウンスでしたが、一応ありますね。

コンビニもあるので、昼食は手ぶらでも大丈夫そうです。

Qoo
わおっ、お土産頼むね!

ゲンキ
さぁ午後もがんばろ~っと!

『相談援助の専門職としての基本姿勢及び相談援助技術の基礎』

午後の授業では、実際に利用者さんの相談をうけるにあたって、

高いコミュニケーション能力が必要なことの講義をうけました。

そもそも、ボクは大きな勘違いをしていたのですが、

利用者さんの「自立」とは「自分で生活する力を取り戻す」ということだと考えていました。

これは大きな間違いで、「利用者さんの望む暮らしを実現する」ということだったのですね。

「望む暮らし」を阻害するものを取り除き、解決に利用できるものを調整するのがケアマネジメントということです。

講師の先生のお話はとても興味深くて、気づかされることが多く勉強になりました。

実際に受講者同士でロールプレイすることで、コミュニケーションの大切さを学習しました。

ゲンキ
普段の臨床で、患者さまに対する問診等に役立てることができそうだよ。

まとめ

今日の研修で一番印象に残ったのは、

95人集まった受講者の中でケアマネージャーの資格を取得して、実際に職にしようとされている方が5人ぐらいしかいなかったことです。

ボクは介護の現場からは離れた治療院で働いているので、

ケアマネージャーの資格を取っても、実際に職にすることは不可能だと思っています。

ただ、治療に来られる患者さまと介護保険制度の橋渡し役にはなれると考えて、今回チャレンジしているのです。

ボク以外のほとんどの方は、ケアマネージャーという職に就くために受講されていると思っていたので、

「スキルアップのため」というスタンスの方がほとんどだったのは意外でした。

確かにこのケアマネージャーという職は、

常に勉強し続けなければならない、正しい倫理観を持ち合わせ、資格は5年ごとに更新・・・。

ケアマネージャーの資格をとっても、事業所内にポストがなかったり、現職より給料が下がるといった現実もあるようです。

これをうけて、講師の先生も「もっとケアマネジャーという資格の魅力を向上させることも課題だ」とおっしゃっていました。

現状の介護保険制度の財源における問題も大きくかかわっていると思いますが、

それらも踏まえて我々が頑張っていかなければ制度自体が大きく傾いていくような気がしてしまいました。

さて、1日目が終わりましたw

ゲンキ
目指すところはみなさんそれぞれなんだね!
Qoo
まだまだこれからだよ~!みんなで頑張ってね~!

いぬくま!