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シャープ加湿器・空気清浄機の「E2」エラー
加湿機能付きの空気清浄機「KC-Y65」という機種を治療所で10年間ぐらい使用しているのですが、最近はじめてエラー表示が出ました。
フィルターも交換時期には交換し何の問題もなく快適に使用してきたのですが、暖房を使う季節となり加湿機能をオンにした途端荒くれたのです。
「E2」加湿フィルターが回転していないと表示
湿度表示の窓に「E2」という不穏なメッセージ。
E2を調べて見るとどうやら加湿フィルターが何らかのトラブルで回転しないというエラーのようなのです。
加湿フィルターの取り付けを確認してみても問題はないので、回転させるモーター関係に不具合が出たのかもしれません。
メーカーに修理を依頼するなどの選択肢は、10年落ちの電化製品には認められません。
自分で修理するか、買い替えるかの2択。
そう、まずは分解するしかないのです。
裏蓋のビスを外して加湿フィルターを確認
早速、裏ぶたを開けて加湿フィルターを確認してみると、確かに歯車がありました。
手で強引に回転させようと試みたのですが、ビクともしないのです。
加湿フィルターを外して滑車部分を覗いてみると、トラブルの原因が判明しました。
加湿フィルターを回転させる滑車が石灰で固着
さらにカバーを外して滑車部分をあらわにしてみました。
加湿フィルターには石灰が沈着しますが、こんな部分にも石灰化の波は押し寄せていたようです。
10年間の石灰の蓄積なのかオフシーズンのうちにできた新米石灰なのかはわかりませんが、原因がわかった今なにも恐れるものはありません。
石灰の汚れが気持ちがいいぐらいに滑車を詰まらせていますね。
かなりハードに固着していましたが、歯車と軸受けとなるパーツを破壊する勢いで分離しました。
しかしこのこびりついた石灰を歯車や軸受から剥離するには手間がかかりそうです。
クエン酸で石灰を徹底除去!
そこで石灰沈着といえば加湿フィルターのそうじで活躍したアイツの登場なのです。
はい、クエン酸。
レモン等に含まれる成分でできているとっても環境に優しい洗浄剤なのですが、その洗浄力たるや恐るべきパワーを秘めているのです。
洗浄方法は簡単、加湿フィルター洗浄と同じくクエン酸水を作ってパーツを一晩浸けるだけ。
すると・・・
透明だったクエン酸水は石灰を分解したのか黄色くなっていました。
そして、石灰沈着していたパーツを取り出して感動しました。
どうでしょう?
クエン酸、欲しくなりましたね?
みなさんポチったところで、再度滑車を組み直しました。
「E2」はもうこわくない!
もうね、くるくる回ります。
加湿フィルターも回転することを確認して、今回も買い替えの呪縛からの脱出に成功することができました。
10年選手なのでさすがに今回は諦めが頭をよぎりましたが、もう少し頑張ってもらうことになったのでしたw
いぬくま!