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紅葉の時期の、高蔵寺へ行ってきた!
丹波篠山にある、高蔵寺・文保寺・大国寺の三山は、古くからもみじの名所で「丹波篠山もみじ三山」として親しまれています。
紅葉の具合を調べてみると、高蔵寺の2日前のフェイスブックの投稿では、真っ赤に燃えるような色のドウダンツツジが見事でした。
愛犬とも一緒に参拝できると知り、これを見に行くことにしたのです。
では、2019年11月26日火曜日の高蔵寺の紅葉の具合をレポートしていきますね!
高蔵寺へのアクセス方法と駐車場
高蔵寺は「丹波篠山もみじ三山」の中でも、一番北に位置しています。
舞鶴自動車道の丹南篠山口ICより、国道176号線で北へ約10分。
右手にこの看板が見えてくるので、右折して山側へ入っていきます。
そこから道が細くなるのですが、高蔵寺へ行く標識の通り進んでいくと、迷うことなく到着することができると思います。
山門のすぐそばに無料の駐車場がありますよ。
250年の歴史「山門」
高蔵寺の顔となる立派な山門です。
仁王門には阿吽の金剛力士像が、虹梁の前部には竜の彫り物が見えます。
かなり古そうな建造物(1771年)で、篠山市文化顕彰会指定の文化財だそうです。
宝橋山 高蔵寺は、大化二年(646年)に、法道仙人が黒頭峯(くろづほう)の嶺にかかる金銀珠玉の雲の架け橋を見て「宝橋山」と号したことが始まりといわれています。
入山料は大人300円
入山受付で入山料を支払います。
大人300円。高校生以下とワンちゃんは無料です。
観光バスで来られている団体客も多く、平日にもかかわらず参拝客は多い印象でした。
バスの駐車場では野菜を販売する車があり、吸い込まれる人々。
参道には屋台もありましたよ。
人の流れが参拝順路になっているので、団体さんについていくことにしました。
参拝は阿弥陀堂から
参拝の順路は標識でも案内してくれているので、それに沿って進んでいきます。
まずは阿弥陀堂から。
庭園を見ながら阿弥陀堂へと進みます。
この辺りは、まだ紅葉の気配はありません。
阿弥陀堂は、五間四面の木造寄せ棟造り。
これは、阪神・淡路大震災規模の地震にも耐えうる構造となっているそうです。
新・丹波七福神の弁財天が奉安されています。
本堂への並木道
阿弥陀堂を後にして、続いて本堂へと向かいます。
この参道の並木道の紅葉が見どころのようですが・・・。
湧き水「観音名水」
いよいよ本堂が見えてきました。
山門からすると100mぐらいの距離にあるので、昔は大きな寺屋敷だったのかもしれませんね。
本堂の手前は階段になっています。
その階段手前にあるのが、観音名水。
観音名水とは、古えの昔より「黒頭(くろつぼ)の名水」「夏栗の冷水」という湧き水として知られ、地元ではおいしい飲料水として親しまれているそうです。
境内に鳴り響く「梵鐘」
階段を上がっていると、立派な梵鐘が見えてきます。
戦前にあった梵鐘は、第二次世界大戦の折りに鉄資源として供出され、現在の梵鐘は戦後に鋳造されたものだそうです。
勢いよく撞かれて、重厚な音色が境内に響いていました。
本堂に到着!
本堂に到着です。
右手の建物は文殊堂で学芸成就の祈願所ですね。
本堂のある境内には、とても大きなモミの木が生えていました。
本堂は、江戸時代のはじめに焼失したものを享保六年(1721年)に復元されたものです。
高蔵寺の紅葉の見頃は?
本堂の裏の山手に少しだけ色づいたモミジが残っていますね。
数日前まではちょうど見頃だったようですが、訪れた日はほとんど散ってしまったあとでした。
残り少なくなったモミジも美しいんですけどね。
その残りわずかの色づいた葉も、風に吹かれてどんどん落ちていたので、今シーズンの紅葉はもう終わりのようです。
やっぱり赤く染まるモミジを見たかったので少し残念でした。
高蔵寺の紅葉は11月上旬から中旬ぐらいが見頃だったのでしょうね。
世界平和を願う「やすらぎ観音像」
境内の入り口付近まで戻ってきました。
やすらぎ観音像です。
紅葉がキレイな場所なんでしょうが、ここもまたほとんどが枯れ木になっていました。
シンボルツリーのメープル
そんな枯れ木の中にある、シンボルツリーのメープル。
背が高くひときわ色づいていたのが印象的でした。
大きな葉です。
メープルの木の下は落ち葉の絨毯ができていたので、これでもだいぶ散っているんでしょうね。
真っ赤に染まったドウダンツツジ
そして、フェイスブックの投稿で見事に色づいていたドウダンツツジ。
真っ赤に染まっているのですが、様子が少し違います。
「高蔵寺」まとめ
京阪神からでも近くにあるので親しみやすい丹波篠山。
自然豊かなこの地でも、特に高蔵寺は四季を通じて美しいお寺です。
今回は紅葉の終わりのタイミングでしたが、それでも十分に楽しむことができました。
また、丹波篠山もみじ三山の各お寺を参拝すると、特別な御朱印がもらえるそうです。
三山をゆっくり巡るのもよさそうですね。
ワンちゃんも一緒に参拝することができますが、マナーをしっかり守りましょうね。
いぬくま!