やっぱり最近、Qooが絶好調なのです。
元気すぎるので山へ散歩に出かけたり、思いっきり走ったり・・・
そして、よくいたずらをして、よく寝ますw
Qooは11歳、ワンちゃんの世界では完全にシニア世代です。
老犬らしく白髪も増えてきて、足腰もプルプルふるわせたり、耳も遠くなっているようです。
特に今年に入ってからは、厄年なのか体調を崩すことが多く、
春から夏にかけては初めての手術や、療養を経験しました。
なので、今の健康な状態はとてもうれしく思っているのですが、
性格的に少しは落ち着いてくれるどころか、どんどん激しさを増して困っていますw
目次
痒みの原因がよくわからない
痒いけど皮膚に異変はない
だいぶ前からカラダの痒みを訴えていて、一心不乱にかきむしるということが多くありました。
動物病院でも診察をうけていたのですが、
体表上には皮膚が赤くなるなど異変がなかったので、経過観察していました。
処方されたシャンプーでスキンケアをしたり、食事に気をつけてあげるということをしていたのですが、なかなか改善しませんでした。
食事に関しては以前記事にも書きました。
と思っていました。
老化による悪化?
老化による皮脂の変化?なのか、肉球が赤くなるまでなめたり、身体全体や耳をかゆがったりと症状がますます悪化してきたので、
また、動物病院で先生に相談しました。
症状の原因となっている可能性は何か、いろいろ検査や処置をしてもらいました。
結局、アレルギー性の皮膚炎だろうということで、投薬治療をすすめられました。
痒みの治療薬の選択
まず痒みに対しての薬、2つの方法があることを教えてもらいました。
ステロイド薬と新薬。
- ステロイドは効果抜群だけど、副作用がある。安い。
- 新薬はステロイドと比べると効果は劣るが、ほとんど副作用がない。高い。
との説明をうけて、どちらを選択するか悩みました。
ステロイド薬
皮膚炎で一般的に処方される薬の1つにステロイドがあります。
このステロイド、効果は抜群なので使い方によっては素晴らしい薬であることに間違いないんですよね。
しかし、全身に影響を及ぼすホルモンであるため、期待した効果以外の影響がでることも少なくありません。
量や回数・服用期間を間違えると副作用が起きる可能性が高くなるので、上手にコントロールすることが大切になります。
1カ月に診察と処方で2000円ぐらいの負担になるそうです。
新薬「アポキル(オクラシチニブ)」
出典:https://www.zoetis.jp
アポキルは欧米では以前から使用されていたようですが、日本では2016年から使用されるようになった新薬。
効果はステロイド薬が10だとしたら、8ぐらいの効果がある感じだそうです。
薬の性質上、副作用が非常に少ないのも特徴です。
ただ、残念なことに新薬ということで、薬自体の価格が高いのです。
ステロイドと比較すると、価格は数倍以上・・・。
ワンちゃんの大きさにもよりますが、毎日飲む薬であるため、
月に8,000円~20,000円程度かかることが多いようです。
Qoo(ビーグル11キロ)の場合は、診察と処方で月に10,000円ぐらいです。
1錠300円。
どうしたらよい・・・?
効果抜群ならステロイドを使いたいけど、やっぱり副作用はコワイ。
アポキルは副作用がないので安心だけど、高い。
先生も治療費のことを気にしてくれています。
そんなときは・・・
ということだったので、迷いなく新薬を使用することにしましたw
先生もカラダが痒くなったときに自分で服用して、ものすごい効果を実体験したそうですw
アポキルを実際に服用して感想は?
1日2錠の服用をはじめたその日のうちに、掻くのが止まったのにはびっくりしました。
しばらく服用を続けて、血液検査も異常はなく、全く副作用もありません。
いまは薬の量を減らして1日2回、半錠ずつ服用しています。
とりあえず痒みを抑える薬として非常に効果が高く、副作用もないので、とてつもなく優秀な薬だと思います。
ただし、アポキルは痒みサイクルを止めているだけで、痒みの原因となる疾患そのものを治す力はないそうです。
痒みの原因がはっきりと分からずとも、薬を飲んでいれば症状はとりあえず落ち着いてしまうので、安易に処方されるケースもありそうですね。
また、痒みの原因が感染症と知らずに使用してしまうと、
痒みは落ち着くのに、感染が広がってしまう、そんな状態になることもあり得ます。
なので服用していても皮膚の状態がさらに悪くなってしまったり、
薬を中止したとたんに激しい痒みが戻ってきてしまうことにつながりかねませんので注意が必要です。
ネット通販での購入は危険?
アトピーやアレルギーの治療は長期にわたって投薬を続けなければならず、治療費も高額になりがちです。
実はネット通販等で、お薬だけ自分で安く購入することは可能です。
しかし、痒みの原因によっては上記のように症状を悪化させる恐れがあるので、ネットの情報などで自分で診断して処方するのは危険です。
まとめ
なぜ、老犬のQooが最近こんなにエネルギッシュになっているのか考察してみました。
答えは簡単でしたw
お分かりのとおり、アポキルで痒みのストレスから解放されたからです。
いままで痒い思いをさせてて申し訳なくなるぐらいの効果でした。
遊ぶ時間が増える=いたずらが増える
という構図ですが、いたずらは増えましたが元気になったので実はうれしいんですよね。
もし同じような悩みをもったワンちゃんがいたら、ぜひ動物病院で相談してみてくださいね。
いぬくま!