【ジャネーの法則】人生の折り返し地点は20歳って本当!?


ゲンキ
もう11月か・・・

早いもので今年もあと2カ月。

この時期になると、患者さまは口をそろえて

「もう11月!?一年ってはやいねぇ。」

「もうすぐお正月やねぇ、ちょっと前にお正月やった気がするわぁ。」

と、時の流れの早さを口にされます。

Qoo
確かに、ついこの間はお盆だったよね?

これはご高齢の方ほど口にされる傾向にあります。

ボクの倍ぐらいの年齢の患者さまは、一体どれぐらいの時の早さを感じていらっしゃるのでしょうか?

現在よりも若かった過去のほうが時間が経つのがゆっくりだった

確かに多くの人は歳を重ねるごとに「時間が経つのが早く感じる」傾向にありますよね?

子供の頃は1日がとても長く、1年がものすごく長かった気がします。

夏休みなんて1カ月ぐらいだったのに、夏休み明けに友達と再会するとまるで1年ぶりぐらいの再会のような感覚でしたw

その頃のみんなは「早く正月にならないかな~」と思っていたんです。

それがいつの間にやら「正月きたらまた歳をとるがな~」となるのですよねw

年齢によって「時間の経過が変化する」のはなぜ?

世の中はこのような仕組みを、研究している方々がやっぱりいるんですよねw

ジャネーの法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。 簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。 例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

引用元:ジャネーの法則 – Wikipedia

これは脳の記憶の容量で考えるとわかりやすいのかもしれません。

5歳の1年はこれまでの記憶量に対して20%のサイズ。

それが50歳になってからの1年になると2%のサイズになります。

年齢を重ねるに従い1年の比率が小さくなっていくことで、時間がより早く感じるようになるので、50歳は5歳よりも10倍も時間を早く感じていることになりますw

Qoo
脳の記憶容量が減って、時間の流れが早く感じてしまうのかな?
ゲンキ
直近の1年を振り返ったときに、歳をとるほどその1年が記憶に占める割合が少なくなるから、体感だと1年がどんどん短くなるように感じるらしいよ。

人生の折り返し地点は20歳

このジャネーの法則に従うと、80歳まで生きる人は体感的には20歳で人生の半分を終える事になります。

グラフを見ると確かに20歳になった時、体感的には人生の半分を終えたとも言えそうです。

40歳を過ぎるとほぼ8割は人生が終わっているんですねw

ゲンキ
これは心理学の有名な理論なんだよね。
  • 5歳からの5年
  • 10歳からの10年
  • 20歳からの20年
  • 40歳からの40年

は体感的に同じということになります。

ゲンキ
ボクの人生は5歳児でいうとあと5年・・・!?

そんな単純なことではないとは思いますが、興味深い理論ですねw

Qoo
やばい、もうすぐゲンキの人生終わっちゃうよ・・・

ということは、ボクの倍ぐらいの年齢の患者さまは、ボクの2倍の時間の早さを体感しているということになるんですかね・・・??

まとめ

ジャネーの法則でもあるように、歳を重ねると多くの人が「時間を早く感じる」わけです。

そして歳を重ねるごとに時間は加速していき、来年は今年よりも早くなるはずです。

これは今後さらに加速していくので、しっかりとシートベルトをしなければなりませんw

振り落とされないように、1日1日を充実した毎日を送るように心がけないといけませんね。

いぬくま!