この木なんの木 気になる木
名前も知らない 木ですから
名前も知らない木になるでしょう・・・
Qooの散歩道に、数年前に突然あらわれた雑草。
4~5mの高さにまで成長して、かなり気になる木になりました。
思わずあの歌を口ずさむ日々。
冬の間は大きな葉が落ちて、枝だけになる姿はまるで「ごぼう」のようでした。
尋常ではない成長の早さとそのフォルムから、ボクたちの間では「ごぼうの木」と呼ばれ不気味がられていたのですw
目次
【驚愕】道路に生えていた雑草の成長が止まらない・・・実はとんでもない奴だった!
アスファルトを突破する成長力
出会いはこんな感じで、ガードレールの脇から生えてたんです。
発見当時、木と言うよりかは、ただの大きな葉の雑草だと思っていました。
そこら辺を探しても、同じような雑草はありません。
しかし、その雑草はグングン成長して、1年で木になりました。
誰かに伐採されることもなく、アスファルトを盛り上げながら成長を続け、2年目にはだいぶ幹も太くなり、あきらかに「木」となったのです。
見たこともない花が咲いた!!
この木なんの木 気になる木
見たこともない 木ですから
見たこともない花が咲くでしょう・・・
最近、いつものように散歩していると、何か「ごぼうの木」の様子がおかしいことに気づきました。
よく見てみると、花が咲いていたのです!!
ごぼうの木にお花??
しかも、どこかで見たことがあるような・・・何だっけ?
そういえば、ずっと気になっておきながら、この木に関することを調べようとまでは思いませんでした。
花が咲いたことで、はじめて猛烈に興味が湧いてきたので、一応調べてみましたw
正体を調べてみると意外な結果が・・・
大きな葉・早い成長・むらさき色の花。
こんな見たことのない木、検索は困難を要するかと思いましたが、意外とあっさり答えは出ました。
ただの不気味な雑木だと思っていた「ごぼうの木」は・・・
「桐(キリ)」だったのです!!
高級木材だったの?桐(キリ)
高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつける。葉も特徴的であり、広卵形の大きな葉をつける。
翼(よく)のついた小さい種子は風でよく撒布され、発芽率が高く生長が早いため、随所に野生化した個体が見られる。
出典:キリ-wikipedia
キリは日本国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少なく、防虫、燃えにくいなどの特徴があり、大切な着物や貴重品の収納に適した素材です。
これが高級木材として重宝されてきた理由なんですよね。
かつて日本では女の子が生まれるとキリを植え、結婚する際にはそのキリでタンスを作り嫁入り道具にするという風習があったそうです。
どこかで見たことあるような・・・
正直、キリとわかってもピンとこないのですが、どこかで見たことあるような気がしてならなかったのです。
大きな葉から垂直に花が咲いたフォルム・・・
その正体は、家紋でした。
他にも日本国政府の紋章として、パスポートに使われたりしているんですって!
そして忘れてはならないのが・・・
そう、500円硬貨の表も、キリなんですよ!!
「道路に生えていた雑草の成長が止まらない」まとめ
あの「ごぼうの木」は、まさかの「キリの木」でしたw
散歩道や近辺を見渡してみても、キリの木はそこにしか生えていません。
不気味な木だと思っていたのですが、キリと分かったとたん愛着が湧いてきましたw
ただ、3年でこの成長具合なので、この先地中の配管などを突き破らないか心配になりますよね。
成木までに50~100年もの期間を必要とする広葉樹の中で、キリは10~25年で成木するそうです。
つまり、これからまだまだ成長していくということなんですよね・・・。
それにしてもスッキリしました。
いぬくま!