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奈良の秘境「十津川村」
バイクのツーリングの目的地に!
奈良県民でも何が有るか分からないという地域、それが奈良県南部。
奈良県の面積の半分を占める南部地域に、奈良県の総人口130万のうち約1万人だけが住んでいる、いわゆる過疎地です。
※南部はオレンジ色
吉野でだいぶ南の方と思っていたのですが、南部の入り口にすぎませんでした。
今回のツーリングの目的地に選んだのは、その奈良県南部の中でも最南部に位置する「十津川村」です。
十津川村は衛星写真で見るとさらにわかる秘境具合。
広い山岳地帯に、人口たったの3,488人。
目的地に選んだのは、その十津川村の中でも南端部にある玉置神社というところなのです。
なぜ玉置神社に行くの?
今度のツーリングの目的地にはパワースポットがいいな~と考えてたときに、自分と相性がいいパワースポットを調べる方法を見つけました。
そこで奈良県十津川村にある、玉置神社が相性がいいことを知ったのです。
実は、玉置神社の存在をこれまで知りませんでした。
調べてみると、この玉置神社には「招かれたもの以外は辿りつけない」という逸話があり、それからずっと「招かれている」という感じが頭から離れなかったんですよね。
真冬にバイクで行くのは危険?
玉置神社は標高1,000m付近にあるので、冬季は路面の状態が心配です。
玉置神社の駐車場にたどり着くまでには、旧道の林道のような狭い道を登っていかなければならないらしいのですが、標高が高く積雪や凍結もしていることもあるのでバイクで行くのは危険でしょう。
試しに冬にバイクで玉置神社に行ってる人の情報をググってみたのですが、一切ありませんでした。
でも「招かれている」ので行くしかないですよね??
幸い今年は全国的に暖冬で、地元の兵庫県南部では1月になっても今のところ雪は見ていません。
奈良の南部は秘境なのでわかりませんが・・・多分大丈夫でしょう。
もし玉置神社まで辿りつけなかったとしても、お呼びでなかったということであきらめたらいいのです。
そんなこんなで「バイクでスピリチュアル一人旅」に出かけてきましたw
真冬の玉置神社ツーリングスタート
高速道路で奈良県まで
1月6日(月)いわゆる仕事始めの朝、憂鬱な通勤ラッシュにまぎれながら出発。
ガソリンスタンドで給油した際に、前日前輪がパンクする夢を見たので、まさかと思い空気圧を調べてみると1キロ減っていたので充填しました。
中国道から近畿道へ。
とりあえず東大阪PAで休憩です。
ここで地図をじっくり確認してみると、やっぱり秘境なんですよね。
阪和自動車道から南阪奈道路で奈良県へ入り、そして「葛城」で高速を降りました。
奈良の下道を走る
ここからは下道で十津川村を目指します。
葛城山の麓の道を走り、十津川村へと続く国道168号線に合流するために南下します。
このあたりは遠くに山々を見下ろす感じで、結構標高が高そうな感じでした。
しばらく走り、市街地も抜けて五条から168号線へ合流。
このあたりから「世界遺産」という看板もちらほら見えるようになってきました。
ツーリングのための道「国道168号」
168号線へ入ると視界が一気に広がり、最高に気持ちのいい快走路になりました。
信号もほとんどないので、スピードが出すぎないように注意しながらワインディングを楽しみます。
途中、道の駅「吉野路大塔」で休憩。
オンリーロンリーソロツーリング
それにしても、前も後ろも誰も走っていません。
168号線は山と山に挟まれた川沿いの谷間を抜けるように作られているので、バイクで走ると、ありえないぐらい気持ちがいいんですよね。
ところどころ自然災害の跡を修復している箇所もありました。
人がほとんどいなくて静かなところなのでバイクの排気音が響き渡ります。
ふと、自分が生きているのか死んでいるのかわからないような錯覚に陥りましたw
十津川村のツーリングスポット
日本一大きな村
ついに十津川村に入りました。
しかし、ここはまだ日本一広い村である十津川村の入り口。
玉置神社はさらに南部にあるので、まだまだ走らなければなりません。
168号線も道幅の狭い区間もあるようになってきました。
そこに橋があるなら渡るしかない「谷瀬の吊り橋」
そこに橋がありました。
チョロっとしか流れていない川に、ものすごい吊り橋が架かっています。
あれが噂に聞く日本最長の鉄線の吊り橋「谷瀬の吊り橋」のようです。
長さは約300mで、50m下がスケスケ。
ここまで来たら渡るしかありません。
このギシギシきしむ横幅約80cmの板の上を歩いて渡るんですよ!
写真では伝わらないこの絶体絶命感。はるか下の川がハッキリと見えています。
この橋を渡って、戻ってくる。ただそれだけ。
貸し切りの谷瀬の吊り橋😁 pic.twitter.com/qscjbH0MRy
— ゲンキ★いぬくま美術館 (@inukumamuseum) January 6, 2020
そして、ここもやっぱり誰もいないんですけど・・・。
ツーリングといえばやっぱりダムでしょ。「風屋ダム」
さらに168号線を南下していると、川沿いの道なのでところどころでダムがあるんですよね。
いちいち寄っていくと玉置神社に辿りつけないのですが、我慢できずに寄っちゃいましたw
「風屋ダム」です。
ツーリングにダムはつきものです。(多分)
下流側を覗いてみると結構な高低差でした。
水の色がなんか不思議ですね。青緑色です。
「玉置神社ツーリング①」まとめ
自宅から玉置神社までは約170㎞、時間にすると片道3時間~4時間ぐらいのツーリングになります。
朝8時に出発して、日暮れの17時までに帰宅する予定なので、実は寄り道している余裕はありません。
「招かれたもの以外は辿りつけない」といわれる玉置神社まであと少し、ここまでは大丈夫ですが、標高が高くなると路面の状況が心配です。
「玉置神社ツーリング②」へ続く・・・
いぬくま!