【ハーレーのリアブレーキパッド交換】交換時期をあやまるとこうなります・・・


ハーレーはずっしり重たいアメリカンタイプなので、一般的な国産バイクと重心や重量配分が違います。

なのでそもそもブレーキが弱いんですよね。

アメリカ人のでっかい手で豪快に握りこめば、まぁなんとかなるのかもしれませんが・・・。

出典:https://moto-ace-team.com/motorcycle-setting-front-suspension-circuit/

ハーレーのフロントが効かないのはキャスター角が寝ていて、リア加重のためサスが沈み込まないから・・・

なので、リア加重のためのリア重視のブレーキセッティングになっているのです。多分。

最近、そんなリアブレーキがちっとも利きかないんですw

ゲンキ
ハーレー(05ダイナ)のリアブレーキ交換について解説していくよ。
Qoo
いよいよアカンやん。

ハーレーのリアブレーキパッド交換

交換時期をあやまるとこうなります・・・

ちっとも効かないリアブレーキ、まずはリアブレーキの様子を見てみようということで覗いてみると、大変なことに

サビてる・・・ディスク面を削ってる??

いや、ガンガン削ってる

OMG・・・。

もうブレーキパッドのベースプレートしか残ってないかもしれません。

次の車検でブレーキローターもそろそろ交換しようと思っていたので、ちょうどいいでしょう。

でも、ディーラーまで行くのも危険と判断し、取り急ぎブレーキパッドだけ自分で交換することにしました。

ゲンキ
これ見るとディーラーまで走らせるのがこわくなっちゃった。
Qoo
そりゃ止まらないよ~!

新しいブレーキパッドを取り寄せる

こんな時はハーレー乗りの味方、ハーレーダビッドソン用パーツのディストリビューター、ネオファクトリーさんの出番です!

オーガニックブレーキパッド、1,790円也。

安すぎてコワイレベルです。

とりあえずディーラー行くまで持てばいいということで、チョイスしました。

ゲンキ
ネオファクトリーさん、いつもお世話になっています!

キャリパーをつけたままブレーキパッドを交換

本来はブレーキキャリパーを取り外して交換するものですが、ジャッキアップしてアスクルシャフトを抜かなければなりません。

今回はとりあえず「取り急ぎ」なので、ブレーキキャリパーはそのままで交換していきます。

ゲンキ
アスクルシャフトは抜きたくないなぁ。

ブレーキパッドを取り外す

ブレーキパッドはパッドピンで固定されています。

2か所にパッドピンがあるので、こちらを緩めます。

1/4インチの12角のソケットが必要です。

ゲンキ
はい、ありませんw

インチ工具を調達する

工具を求めてホームセンターへ・・・とはいかず、ハーレーの場合はインチ工具なので取り扱っている専門店へ行かなければなりません。

やってきました。

そんなインチ工具難民の救世主「アストロプロダクツ」さんです!

インチ工具を豊富に取り扱っています。

が、1/4インチ12角のソケットは、ソケットセットでしか売っていませんでした。

他のサイズは持っているのでどうしたものかと悩んでいると、なぜか大特価になっていた1/4インチのメガネレンチを発見し購入しましたw

ゲンキ
アストロさん最高~♪

パッドピンを抜く

ソケットがあれば一瞬ですが、メガネレンチでパッドピンを根気よく緩めて抜きます。

ある程度緩むとあとは引っ張ると抜けます

パッドピンを抜くとブレーキディスクが外せます。

パッドピンをパーツクリーナーで洗浄しておきましょう。

ブレーキパッド交換はお早めに!

外したブレーキパッドを見てビビります。

やはりベースプレートだけになっていました・・・。

以前、フロントブレーキ交換でも同じようなことになって気をつけていたのですが、なにより危険ですし、バイクを大事に乗ってあげないといけませんね。

ブレーキピストンを戻す

古いブレーキパッドを外すと、ブレーキピストンが出たまんまになっているので、これを戻さないと新しいブレーキパッドを装着することができません。

ブレーキキャリパーを外して、専用のピストン戻しツールを使うと簡単に戻せるのですが、外れてないしツールもありません。

パーツクリーナでキャリパーを洗浄し、古いブレーキパッドとスクレーパーを使ってなんとか戻しました。

ゲンキ
ピストンやブレーキディスクを傷つかないように作業しないといけないよ。
Qoo
これが一番大変そうだったね。

新しいブレーキパッドを装着

あとは逆の順序で組んでいきます。

パッドグリスを塗って新しいブレーキパッドを装着し、バッドピンを挿入して締めこんでいきます。

このとき板バネが入っているらしくパッドピンが入りにくいのですが、軽くハンマーでたたきながら止まったところから締めていきます。

ブレーキパーツなのでしっかりとトルク管理しないといけないのですが、

メガネレンチなので取り合えず締めこんで、あとはディーラーで規定トルク(21Nm)で締めてもらうことにしました。

【ハーレーのリアブレーキパッド交換】まとめ

ブレーキパッドも限界まで使うと、やっぱり止まらなくなりますw

今回は「取り急ぎ」だったので、最短でブレーキパッド交換する方法を選択しました。

本来はディーラーや専門のショップで作業してもらわなくてはならないものです。

ブレーキパッド交換後に試走してみましたが、こんなにもブレーキって効くものなのかと驚いてしまいました。

半年後に車検なので、それまで問題なければその時にブレーキローターとブレーキパッドを再度交換したいと考えています。

新しいパッドになりました。ちょっとのぞけばブレーキパッドの残量がわかるんですよね。

今回は交換が遅れてしまったことを反省し、バイクも自分も大事にしないといけないな、と思いました。

ゲンキ
リア重視のセッティングでリア効かないなんて・・・コワッ!!
Qoo
次は早めに交換するようにしないとね!

 

いぬくま!