【玉置神社ツーリング①】では、無事に十津川村に入り、国道168号線沿いの観光スポットを寄り道をしてるところまでを書きました。
引き続きバイクで走るには最高の快走路をひたすら走り続け、いよいよ玉置山の入り口付近までやってきました。
目次
招かれたもの以外は辿りつけない「玉置神社」
いよいよ玉置山へ
ここで168号線を左折して、川を超えて玉置山へ入ります。
なんか緊張してきましたが、心配していた積雪による路面は大丈夫そうです。
この橋から見える川の色がエメラルドグリーンでつい立ち止まってしまいました。
さすが奈良県南部、川の色が違います。
積雪・凍結時はチェーン装着車以外通行止め
さぁ、橋を渡るといよいよ山道を登っていきます。
約9㎞続く細い山道を登っていくのですがと、途中「通行止」という看板がありビックリしてしまいました。
積雪・凍結時にチェーンが巻けないバイクは、これより先は進めないようです。
幸い今日は積雪もなく問題なさそうなので、この先も進んでいけそうです。
20分ほどの山道を登っていく
思っていたよりは「走れる」山道だったのですが、車だとすれ違いが難しそうな狭いところもありました。
積雪時には、車にチェーンやスタッドレスを装着していても相当厳しそうな道ですね。
標高1,000m付近にある駐車場までもうすぐ、見晴らしのいい場所があったので記念撮影。
見下ろす景色がとても美しい場所でした。
そんなこんなで、ついに駐車場に到着しました!
ここまで来ることができれば、あとは自分の足で玉置神社へお参りするだけです。
参拝は山登りと考えていたほうがいい
標高1,000m付近にある駐車場からの景色。
玉置山の山頂付近に玉置神社はあるので、さらにここから結構歩くらしい、とのことだったので準備してきたものがありました。
ここまで履いてきたのはエンジニアブーツ。
バイクを運転するにはいいのですが、山歩きするには鉄芯が入っていて重たすぎるので不向きです。
そこでスニーカーを持参してきていたので、履き替えました。
さぁ、駐車場にバイクとブーツを置いて参拝開始です。
本殿までは杉木立の参道を行く
駐車場の脇に鳥居があり、ここから玉置神社への参道がはじまります。
本殿までは杉木立の参道を歩いて行くのですが、一応整備された道とはいえアップダウンがあるので、やはり歩きやすい装備が必要です。
緊張しながらゆっくり歩いていると、冬の冷たい風と静寂に包まれて清々しい気持ちに。
杉木立の静かな参道は、一歩一歩進むたびに悪いモノが清められていく感じがしました。
途中、天まで続くような杉に触れてパワーチャージ。
この日は快晴だったので気持ちのいい参拝でしたが、霧がかかるぐらいのほうが雰囲気があるかもしれません。
そんなことを考えていると、ひと際目立つ怪物級の大杉が見えてきました。
樹齢3,000年の御神木「神代杉」
樹齢3,000年といわれている「神代杉」。
何十本という杉を吸収して大きくなっていったのでは?と思わされるぐらい巨大で神々しい大杉です。
古来から日本を見つめてきたかと思うと、自分のちっぽけさが浮き彫りになってしまいます。
玉置神社には、このクラスの御神木が何本も鎮座されているので驚きですね。
玉置神社本殿で悪霊退散!
駐車場から歩いて15分ぐらいで、本殿に到着しました。
感無量です。
この場所に辿りつくことができたので、しっかりとお参りをさせていただきました。
玉置神社は悪魔退散も創建の目的の一つとしているので、パワースポットとして脚光を浴びているのでしょうね。
修険道の聖地「玉石社」は最強のパワースポット
本殿からさらに山道を登っていくと、更なるパワースポットである修険道の聖地「玉石社」があるらしいので目指すことに。
ここから先は急な坂道のある、本格的な登山となります。
山道を登ること約15分、「玉石社」に到着しました。
ここには社殿はなく、ご神体の玉石が直接地上に奉られています。
本殿よりもさらに深い山奥にあるので、より厳粛な雰囲気に包まれていて、心が洗われるような感じでした。
ここで引き返そうと思ったのですが、せっかくなので山頂まで行くことにしました。
玉置山の山頂へ
「玉石社」からさらに15分、標高1,076m。
山頂付近にはうっすらと雪が残っていました。今シーズン初の雪をこんな所で見るとは思ってもいませんでしたね。
それだけ暖冬なのでしょう、そのおかげで無事に辿りつけました。
空のパワースポット【玉置神社】に辿り着いた。
この地に呼ばれたものだけがたどり着けるというらしい😁 pic.twitter.com/pCbReGdyyg— ゲンキ★いぬくま美術館 (@inukumamuseum) January 6, 2020
玉置山の頂上の大空の下、しっかりとパワーをチャージできたので下山しました。
お守りアイテムはどうやって持って帰ろう?
これだけは手に入れたいお守りアイテム、幸運の鈴「神楽鈴」と悪魔払いの「護符」を購入したのですが、バイクで来たことを忘れていました。
サイドバッグにはスニーカーがあるので一緒に入れることができません。
そこで、神楽鈴はハンドルポストにタイラップで固定し、護符は内ポケットに入れて帰ることにしました。
神楽鈴の存在感w
帰る道中の神楽鈴は、ウインドスクリーンに巨大に反射した姿をうつしながら、聖なる音をリンリンと鳴り響かしていましたw
「玉置神社ツーリング②」まとめ
日が暮れる前に奈良の街並みが見える所まで戻れて安心しました。
玉置神社へは「招かれたものだけが辿りつける」ということだったので、辿りつくまで困難な道のりを想像していたのですが、天候にも恵まれたのもあり、最高のツーリングとなりました。
特に国道168号線は、バイカーにとって最高の快走路です。
仕事始めの平日だったこともあるのか、道路はガラガラ、観光地にもほとんど人がいなくて、マイペースで行けたのもよかったですね。
それにしても山と山の間の谷間を走り抜けました。
紀伊半島の隣接する和歌山や三重もなかなかの秘境ですが、あちらは海に面しているのでまだ有利です。
国道からさらに奥に入ると、地図には載っていない村も存在してそうな感じもするし、実際あるらしいのです・・・。
奈良県南部はまさに西日本で最も秘境っぽい地域でした。
それだけに美しく、神秘的な場所。
また訪れたいと思いました。
いぬくま!