栃木県から長野経由で兵庫県へ
宇都宮で迎えた朝は、やっぱり餃子からはじまります。
朝食ビュッフェでは、宇都宮餃子や宇都宮焼きそばといったご当地メニューで楽しませてくれました。
素晴らしい晴天に恵まれた、最高の結婚式日和です。
友人の晴れの姿をしっかりと目に焼き付けて、また家路に向けて走り始めます。
帰路は来たときと同じ道では面白くないので、少し遠回りになりますが長野経由のコースで帰ることにしました。
群馬県を横断
栃木県の県境を越えたところにある、群馬県「太田強戸PA」。
初めて訪れる地は、車窓から見える風景全てが新鮮です。
そういえばお土産を買っていませんでした。
「レモン牛乳」などが有名ですが、おかきや最中のお菓子も多い印象。
この近くには、世界遺産に登録されている富岡製紙場もあるんですよね。
群馬県の街並みを見ながら、高速道路で突っ切ります。
群馬県は「よく空っ風が吹いている」と聞いたことがあったのですが、風を吸収するような建物がなく確かにそんな感じがしました。
長野県へ入り、軽井沢を通過する頃には日が暮れようとしていました。
このあたりでもう一泊してゆっくりしていこうと思ったのですが、時間的に日付を跨がずに帰れそうだったのでそのまま進みます。
姨捨山伝説の思い出
姨捨山(おばすてやま)SA。
幼少期に姨捨山の存在を知ったときは衝撃でした。
信州を鉄道で旅をしたときに、車内放送で姨捨山のアナウンスが流れたときに泣きそうになったことを思い出しました。
「昔の人がおばあさんをこの山に捨てに来てた」というところだけ強く印象に残って、当時はそれを誰も否定してくれませんでした。
本当はそんな風習はあるはずがないんですけどねw
姥捨山SAの広場から眺める美しい夜景の中には、見る人によってはハートマークが浮かんでいるらしいのですがわかりますか?
夜空の星も美しく、捨てられたおばあさんも見上げていたのでしょうか。
長野といえば安曇野
続いて梓川SAは安曇野市にある大きなサービスエリアです。
屋根に雪を積もらせた車や、スキーやスノボの板を積んだ車がだんだん多くなってきて、ようやく長野へ来たという実感が湧いてきました。
最近のサービスエリアにはスターバックスが併設されている所が多くなってきましたね。
梓川SAにもあったので、ラテでカフェイン注入しました。
カップ麺市場でまさかのハプニング
長野県を超えたあたりで急に眠気が襲ってきて、愛知県「内津峠PA」に逃げるように入って仮眠をとることにしました。
帰りのコースは新名神や新東名とは違って、山間部のカーブの多い道路なので疲れますね。
2時間ぐらいして目覚めると、夜中の寂しいPAに「カップ麺市場」なる魅惑のスポットがポツンと光っていました。
ちょうど小腹が減っていたので、吸い込まれるように中へ。
まさにこの瞬間に一番必要としているものが、ここにあったのです。
どのカップ麺にしようか迷っていると、張り紙の存在に気がつきました。
新型コロナウィルスに関する注意書きかと思いましたが違いました。
救済措置に、カップ麺は購入できるという優しさ。
「熱湯注意!!」の張り紙にじわじわくるものがあり、ニヤニヤしながらここを後にしました。
仮眠してすっきりしましたが、ここから自宅までは約3時間。
エナジードリンクでさらにカフェインを注入し、ふたたびゆっくりと走りはじめたのでした。
真夜中のサービスエリア
午前をまわった多賀SA。
日中はたくさんの人で賑わっているのですが、シーンと静まり返っています。
真夜中の高速道路、そしてサービスエリアの雰囲気って独特で好きなんですよね。
大津SAまで戻って来ると、ようやく地元に帰ってきたような感じになりましたが、まだ滋賀県。
その後、無事に自宅に到着し、悶々としていたカップラーメンをすすって栃木県への旅を終えましたw
バイクのツーリングとはまた違った、車でのドライブの魅力を再確認することができた旅になりましたね。
また、さらに遠くへ車で行ってみたいと思いました。
いぬくま!