【吞吐ダム】神戸バイカーの聖地と日本最古の民家【箱木千年家】


バイクのツーリングの一番の楽しみといえばやっぱり走ることですよね。

ボクが1人で走る場合は気のままに走るのであまり重要ではないんですが、一般的には目的地を設定して走り出すのがほとんどです。

特に水辺をバイクで走るのは気持ちいいので沿いの近くや、の近辺の食事処や施設を目的地として走る場合が多いですね。

で、湖と言えばダム

バイクに乗ると自然とダムに行く機会も増えます。なんとなく相性がいいんでしょうねw

ダムへ行くともらえるダムカードも無駄に溜まっていき、バイカーのみなさんはそれぞれお気に入りのマイダムってあるんじゃないでしょうか?

えっ?無いですか?w

ボクにとってのマイダムは吞吐ダムです。そう、どんとダム。

兵庫県三木市志染町三津田と神戸市北区山田町衝原(つくはら)にかかる衝原湖にあるダムです。

神戸ナンバーをつけているライダーなら、もちろん知っているはずですよね?

通称Dダム、もっと略されて「D」と呼ばれるバイクの聖地なので、広場にはいつもバイクが何台も停まって賑わっています。

神戸近辺からちょこっと往復2時間ぐらいのプチツーリングをするなら、吞吐ダムってちょうどいい距離にあるんですよね。

また、近くには峠もあるし、ここから色んなところへ行く起点ともなるのでツーリングの待ち合わせ場所にもちょうどいいでのしょう。

ちょっとした時間ができたので、そんな吞吐ダムに今日も向かうことにしました。

しかし、9月に入ってからすっきり晴れる日があまりなくて今日も曇り空・・・。

なんなんだこの天候は・・・。あぁ、いまにも降りそうです。

とりあえずレインウェアをバッグに仕込んで出発します。バイカーはそれでも行くんですw

多分降らないし・・・。

しばらくすると雨がぽつりぽつり・・・。

霧雨なのでいいかと我慢していたのですが、霧のような雨も蓄積されると結構濡れてしまいます。

あきらめてバイクを路肩に停めて雨雲レーダーを確認すると、行き先に雨雲が・・・。

ここまできて引き返すのもなんだし、雨もやんだみたいなので「行くか」と再び出発します。

しかし、このお天気はもやもやしますw

三田方面から道の駅「淡河」へ。

暗いなぁ~。晴れないかな?

レインウェアはまだきていません。

ここから10分ぐらい走ると今日の目的地の、吞吐ダムの見える広場に到着です。

『衝原湖パーキング』

いつもなら休日となるとこの広場にびっしりとバイクが並んでいるんですが、お天気が悪いので今日は非常に少ないですね。

それでも10台以上は停まっています。

夜も集まっているらしいのですが、いろんな意味で怖すぎて近寄れません。

みなさん楽しそうにバイク談義をされていますね。

他人さまのバイクを見るのも好きなので、この空間はたまりませんw

日によっては様々なジャンルの最新型のバイクやビンテージバイク、ものすごいカスタムバイクまで個性的なバイクをみることができます。

どうぞボクのバイクも見てくださいw

それはさておき、この広場は湖やダムを見るための広場です。

しかし、みなさんバイクに夢中で全くダムなんて見ていませんw

この先に見えるのが吞吐ダムですね。

この地域は、兵庫県南部の瀬戸内海に近い温暖少雨の気候で、降雨量が少ないために昔から水不足に悩まされていました。

その昔はため池などの不安定な水源にたよっていたそうです。

農業用水や水道用水などの安定した水の供給はこの地域の課題で、その一環として吞吐ダムの建設が計画されました・・・。

うんうん、ダムの歴史も知らないとねぇ・・・汗

ダムの建設にあたり湖の底に村が沈むというのはよくある話で、この吞吐ダムも例外ではありませんでした。

ダム建設に際しては地元の反対運動が根強く着工までには紆余曲折があったそうです。

この広場の公園・・・遊具がシュールすぎる。

実は水没した集落には日本最古の民家とされる「箱木千年家」があったのです。

千年家というのは建ててから千年経っている家というわけではなく、ずっと古くからある家に付けられる呼称だそうです。

箱木家はこのあたりの豪族だったそうで、当時のお金持ち、権力者の家ということになります。つまり箱木さんの古いおうちというところでしょうか。

ダム建設にあたり、湖の底に沈ませるには惜しい文化財だったので、現在の場所に移築されることになるのですが、解体した木材を「放射性炭素年代測定」(化石などを調べるもの)で年代を調べたら、鎌倉時代の1283-1307年の間に伐採された木が使われていたことが判ったそうです。

とにかく日本最古の民家です。

ここから東へすぐのところにあるので覗いてみましょう・・・・。

しかし、雨です。小雨です。もう帰りたいですw

ということで、画像をお借りしてきましたw

さぁ、ようやく快晴の画像です。

出典:wikipedia

今度は行ってきますね・・・。

出典:wikipedia

入館料は300円。受付窓口で箱木さんにお支払いするそうです。

出典:wikipedia

まるで日本昔話の世界ですね。

さて、帰り道も雨が降ったりやんだり・・・。

レインウェアを着るまでもないのですが、それにしても空が重い・・・。

箕谷方面から有馬街道へ入ります。

う~ん、どんより・・・w

そのまま有馬温泉へ。

足湯でもして帰ろうかと思ったのですが、あいにくこのお天気です。

スルーして帰宅しましたw

晴れた日のツーリングなら気分も晴れるのですが、終始にわたって曇り時々雨のソロツーリングはさすがにもやもやしてしまいましたw

しかし、これからはバイク乗りにとっては最高の季節です。

バイク乗りの皆さんは気を付けてツーリング楽しんでくださいね。

 

いぬくま!