【淡河宿本陣跡】「本陣カフェchawan」と「のっけぱん」と「豊助饅頭」を楽しみながらいにしえの面影を探る旅


本陣ってご存じですか?

江戸時代以降の宿場で、大名や旗本その他の貴人などの宿泊所として指定された家のことを指すそうです。

参勤交代で大名が休泊した大旅館の事を指すのですね。

明治維新によって参勤交代が行われなくなると本陣は有名無実となり、制度としての本陣は廃止されました。

神戸市北区淡河町にその「本陣跡」があり、見学ができるということで行ってきました。

淡河(おうご)といえば、近くに「吞吐ダム」というバイカー達が集う聖地があるのでバイクでぶらっと行くことがあり、ボクは「道の駅淡河」に立ち寄ることが多いのですが、本陣跡の存在は知りませんでした。

その「道の駅淡河」のすぐ近くに本陣跡はあります。

「道の駅淡河」のあるR428号線「淡河本町」交差点を吉川方面へ50メートル程すすむと右手に駐車場があります。

砂利を敷き詰めた駐車場に車8台ほど停めるスペースがあります。

古民家らしいですね。薪があるので暖炉があるのでしょうか。

これはなんでしょう?茅葺きの建物が見えます。

駐輪場も独特です。

この辺りはロードバイクも多く走っている場所なのでその利用客も多そうですね。

では、中にはいってみましょう!

駐車場は建物の裏手なので、正面にまわります。

見た感じ古民家を改装した個人経営のカフェのようですが、こちらは本陣跡としての文化公共施設です。

なのでカフェを利用しない本陣跡の見学だけでもいいのです。

表門から本陣跡内に入りました。

立派な日本庭園が広がります。

心を落ち着かせ、お屋敷の中に入ります。

お屋敷の中に入るとすぐに広いお座敷がみえました。

こちらのオープンになっているお座敷で、カフェを楽しむことが出来るのですね。

本陣カフェchawan(ちゃわん)

営業時間は土日のみ。10時~16時。

こちらの厨房からオーダーします。

ガラス越しにキッチンが見えます。

いい感じ。

なつかしい駄菓子もw

注文はセルフ形式。フードコートみたいですね。

納屋もカフェスペースに。暖炉はこちらにありました。

中庭に出ると・・・

のっけぱん

営業時間は土日祝のみ。10時~16時。

淡河の「パン工房Log」による「のっけぱん」が食べられます。パンに具材を乗っけるから「のっけぱん」なのかな?

残念ながらこのときはお昼をまわっていたので完売していました。

ふりぃばざあるり・えら

リサイクルショップのようです。流行りのバーバリウム体験もされていました。

茅葺きでできた小屋があります。かまくらみたいw

駐車場から見えていた茅葺きの建物の正体は神社でした。町内にあった戎神社を本陣内へ移してきたそうです。

このように本陣跡内は自由に散策できるようになっており、お座敷やところどころにイートスペースが設けられています。

庭園や中庭を見ながらゆっくりと食事やカフェを楽しむことができます。

縁側に足をぶらぶらさせながら、お座敷で横になりながら、みなさん思い思いにくつろいでおられました。

 

そういえば・・・このすぐ近くに「豊助饅頭」で有名な満月堂があるので行ってみましょう。

本陣跡から路地を抜けて南へすぐのところにあります。

このおおきな豊助饅頭の看板が目印です。

満月堂

営業時間は水曜定休。8時~18時30分。

さぁ、中へどうぞw

いろんな美味しそうな和菓子が売っています。

中でも有名なのが豊助饅頭。

1個57円+税

明治15年の創業以来、変わらぬ味を伝えつづける淡河の名物。
京風の淡白な風味のこしあんを薄皮で包んだ蒸しまんじゅうは、地元の人々の毎日のお菓子として愛され続けています。

店内には休憩スペースがあり、セルフサービスのお茶も用意されています。

ここでお買い物をして本陣跡に戻り・・・

カフェで一緒に頂くことも可能になっています。これはうれしいですね!

 

江戸時代に有馬を目指す湯治客や参勤交代の大名も利用した湯山街道

この湯山街道沿いに豊臣秀吉が整備したとされる淡河宿がありました。

この淡河宿の本陣跡は、本陣と指定されていた大庄屋の村上家邸宅が60年以上の空き家期間を経て、2017年に蘇ったものです。

 

淡河が宿場町として栄えた当時の面影を大切に守りながら、公的施設・観光資源として蘇った本陣跡。

これらの本陣跡のお座敷や厨房はレンタルスペースになっていて、会議やイベントでも利用することもできるそうですよ。

くわしくはこちらから。【淡河宿本陣跡保存会】

淡河宿本陣跡に、いにしえの面影を探しにいかれてはいかがですか?

 

いぬくま!