【作品紹介】Marine Soda 試行錯誤して辿りついたスイーツの妖精。マリンソーダは笑顔を連鎖させるホスピタルアート。


造形作家Seikoの造形作品。

Rich Cream

様々なタッチで独創的に表現する可愛らしいキャラクターは、リアルなSweetsの造形と自然との融合から生れています。

Mahalo!

ホスピタルアート向けのイラストや立体作品、企業用のロゴやキャラクターなど、いぬくま美術館ではその一部を紹介してきました。

いま治療所には造形作家Seikoの3つのSweets Monsterの立体作品があります。

10cm角の作品が2つ。

20cm角の作品が1つ。

今回はそのうちのひとつ、青いSweets Monsterを紹介します。

『Marine Soda』

海のソーダをイメージした、10cm×10cmの立体作品です。

この作品はSweets Monsterシリーズの立体作品の中で、記念すべき最初に制作されたものになります。

Sweets Monsterシリーズは、造形作家Seikoならではの独創的な世界観で生み出されました。

 

試行錯誤の過程の中から、画期的な手法で立体作品となった『Marine soda』。

その後のSweets Monsterシリーズの立体作品の先駆けとして大きな役割を果たしたのです。

10cm角の小さな作品ですが、その存在感は絶大。

現在は治療所の待合所の壁に飾られています。

鮮やかなブルーに対して大きな赤いリボン。

優れた芸術作品は絶妙な色の調和とバランスで構成されていますね。

無機質な待合所の白い壁に、さわやかな笑顔のアクセント。

チャームポイントのかわいいリボンの上には、お約束の生クリームがのっかります。土台にはゴールドのハニーも見えますね。はちみつ?

よく見るとブルーが2層になっています。これは海をイメージして波を表現しているそうです。

シリーズ初期の作品なのでスイーツ全振り、というわけではないようですねw

よく見るとお顔の立体感が控えめのような気がしますね。

後に制作された『Blue Hawaii』と比べてみるとよくわかります。

Blue Hawaii

同じブルーの作品ですが、また違った色の使い方をしていて、両者を比べてみると面白いですね。

他のSweets Monsterと比べると真面目な印象。

いつも患者さまと接しているからですかね?w

アカシアの緑をバックに窓からの外の光をあてて撮影しました。光の当たり具合でも印象が大きく変わります。

窓の外にお顔を向けると表面には光沢があってつややかなのがよくわかります。

ビーズを使ってソーダ感を表現していますね。

いつもモンステラとセットでいるので緑が似合うんです。

巨大化して成長するモンステラを避けようとしてどんどん上に移動していますw

今日はモンステラにおりたって変わらない笑顔で撮影をねだっていますw

正面から。いつも待合所でこの笑顔をもって患者さまを癒しています。

入り口で受付をすませた患者さまが待合室に入り席につく流れの中で、ふと作品を観るためにしばらく足を止める方がいらっしゃいます。

みなさま作品をご覧になられると、きまって笑顔になられます。

笑顔は笑顔を連鎖します。結果みんな笑顔にw

症状や治療に対する不安をかかえた患者さまへの癒しの効果は、造形作家Seikoのホスピタルアートの目的の一つです。

これほど笑顔と安穏をもたらしてくれるものはそうないでしょう。

ホスピタルアートに限らず、Seikoアートは日常生活をよりハッピーなものにし、休息をさらに豊かなものにするのですよね。

 

いぬくま!