かれこれ5年以上は使っている、我が家のT-fal ティファール。
簡単に素早くお湯が沸かせる電気ケトルの代名詞といえばティファールなんですが、それも毎日ずっと使い続けているとお亡くなりになられます。
電化製品は保証期間であれば無償で修理してもらえるのですが、大抵は保証期間中は故障せず、保証が外れるとすぐに故障しがちですよねw
そんなときは自分で修理を試みるのですが、今回の相手は「お湯を沸かす」という高熱を発生させるものなので、買い替えることにしました。
そんなに高額の商品ではないので、新品に買い替えた方が無難ですw
だけど、修理してみたいですよね??
一応、興味本位で分解・修理してみたので手順を解説していきます。
目次
電源が入らなくなった原因
取っ手にある電源ボタンを押すと、ランプがついてお湯を沸かし始めるのですが、電源ボタンをおしてもランプもつかず、うんともすんとも言わなくなりました。
この手のトラブルは・・・
- 接触不良
- 断線
- 消耗部品の交換
ってところなのですが、おそらく水を扱うものなので、サビによる接触不良かな?ということで分解していきます。
分解図もなく、構造もどうなっているか全然わからないので、手探りで分解していきます。
ケトル土台の分解
電気ケトルはお湯をわかす本体部分と、電源を供給する土台部分に分かれています。
これで、本体がコードレスとなる仕組みですね。
土台の裏ぶたを外す
まず手始めに、電力がダイレクトに供給されるこの土台部分を分解します。
裏返すとビスで固定されている感じでもなく、ツメで固定されていますね。
マイナスドライバーを突っ込んでツメをかえすと、裏ぶたが外れます。
さらにソケットをはずして電極を確認します。
あれ?
すごくきれいですw
サビやカーボンの付着を疑ったのですが、まったく問題なさそうです。
困った時のCRC5-56
分離して、一応接点をCRC5-56を吹きつけます。
なんだかよくわからない通電トラブルは、こいつをひとふきしてあげると直ることが多いのですw
そして元どおりに土台を組みあげて電源をいれます。
・・・はい。やっぱりつきませんw
ケトル本体の分解
フタを完全に取り外す
どこから分解していいのやらわかりませんが、とりあえずフタをあけるとビスが見えるのでこれを外してみます。
トルクスレンチが必要ですね。
T10 のトルクスでビスを外すとフタと取っ手のカバー部分が外れて、電源ボタンの周囲が露出されました。
電源ボタンの周囲の断線等はなさそうです。
さらにビスが見えるのでこれも外します。
ケトル底部の裏ぶたを外す
本体を底からみてみると、3つのビスで固定されているのがわかります。
これをプラスドライバーで外します。
これで裏ぶたが外れると思いましたが、ビクともしません。
さらにツメで固定されているようで、ここにマイナスドライバーを突っ込んでツメをかえします。
・・・が、このツメは曲者です。
おそらくツメを破壊しないと外れない仕組みのようですw
よくわからないケトル底部の構造
特に迷いもなく裏ぶたのツメを破壊してこじあけましたw
するとケトル底部の電極部分が露出します。
こちらもサビなどの汚れもなく、きれいなものです。
困った時のCRC5-56。
電極部分にプシューっとひとふき、これで大丈夫でしょう!
電気ケトルの修理の結果・・・
無事に修理が終了し、すべてもとに組みなおします。
ツメは破壊されましたが、見えない場所なので大丈夫でしょう。
電源を入れます・・・。
まとめ
結局、構造がよくわからなかったので、故障の原因が何だったのかわかりませんでした。
やっぱり電極の接触不良なんでしょうかね?
一応、電源が入るようになって以前のようにお湯も沸かせるようになったので修理としては成功したのですが、安全の保証はできないので使うことはできませんね。
ちなみに、メーカーの電気ケトルが故障したときに対応する補修用性能部品の保有期間は5年だそうです。
つまり電気ケトルの寿命は5年と考えているということなんですよね・・・。
いぬくま!