スヌーピーでおなじみの世界的人気コミック『ピーナッツ』
日本でも人気は高く、『ピーナッツ』のキャラクター商品市場は、日本がアメリカを凌ぎ、世界でも最大とされています。
そんな『ピーナッツ』の原作者の故チャールズ・M・シュルツに認められ、登場キャラクターを自由に表現することを許された唯一の画家がいるのを知っていますか?
それが、トム・エバハートさんです。
目次
トム・エバハートの表現するスヌーピーが素敵すぎる
トム・エバハート(Tom Everhart)とは?
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1953年、アメリカワシントンDC生まれ。
エール大学を卒業後、ニューヨーク、パリで絵画を学び、80年代に風景画家として成功を収めました。
シュルツとの出会い
スヌーピーの生みの親であるシュルツと広告代理店のプレゼンテーションの場で出会ったことをきっかけにして、シュルツから直々に絵の指導を受け始めます。
出会いからその後、約8年間に渡り500件ものプロジェクトに関わることとなりました。
シュルツはトムの描くラインに共通点を見出し、その期間に身内にも教えていないキャラクターすべての描き方を、唯一トムに教えたといいます。
闘病生活から回復
1988年から1989年にかけてがんによる闘病生活が始まったものの、トムは奇跡的な回復力を見せアーティストとしての活動を再開することができました。
病状回復後『ピーナッツ』に関係した作品を本格的に描き始め、90年にはルーブル美術館を皮切りに、ヨーロッパ諸国・アメリカ・日本で個展を開催します。
スヌーピーを自由に表現することを許された唯一の画家
作品は漫画の表現を遥かに超えており、シュルツは作品を「自由の祝福」の賜物として絶賛したと言われています。
そしてシュルツはトムが生涯に渡り作品を制作できるように保証したそうです。
ポップでキュートなアートとしての『PEANUTS』の世界
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とてもカラフルで大胆な色づかいは、オリジナルとは一味違った魅力に溢れています。
この作品は、よくみると立体作品になっていますね。
見ているだけでウキウキするような、元気が出てくる作品です。
「TOM EVERHART ゴールデンウィーク特別新作版画発表展」
トム・エバハートの展覧会は定期的に日本各地で開催されています。
<東京>
会期:2018年4月26日(木)~30日(月・祝)
会場:ヒルトン東京 ヒルトピア アートスクエア
住所:東京都新宿区西新宿6丁目6-2 ヒルトン東京B1
営業時間:11:00~19:00(最終日17:00閉場)
<福岡>
会期:2018年5月3日(木・祝)~6日(日)
会場:エルガーラホール 7階多目的ホール
住所:福岡県福岡市中央区天神1丁目4-2 エルガーラ天神
営業時間:11:00~18:30(初日12:00開場/最終日16:30受付終了)
※いずれも入場料無料・展示販売。
【問い合わせ先】
アートコレクションハウス
トム・エバハートのまとめ
スヌーピーを描くことのできる世界でたったひとりの「公認」アーティストは、とても素敵なトム・エバハートさんでした。
アーティスティックに表現された『ピーナッツ』の世界は、ポップでチャーミング。なんだか明るく楽しい気分にさせてくれます。
日本でも各地で展覧会をしているみたいなので、今度近くで開催されたときに足を運んでみたいと思いました。
ゴールデンウィークには東京と福岡で開催されるみたいなので、お近くの方は行かれてみてはいかがですか?
いぬくま!