沿岸部の絶景ポイントに続いて次に訪れるのは、内陸部にある絶景スポットです。
「山口県・内陸部・絶景スポット」と言えば・・・
秋吉台です!!
ここでは、絶景を楽しみながら超贅沢な犬のお散歩してきましたw
目次
日本最大級のカルスト台地「秋吉台」
秋吉台とは?
秋吉台(あきよしだい)は、山口県美祢市の中・東部に広がる日本最大のカルスト台地です。
南からやってきたカルスト台地
秋吉台は、この辺りの火山が噴火して溶岩が固まってできた大地だろうと思っていたのですが、違いました。
3億5,000万年前に、赤道近くの南の海底火山に珊瑚礁として誕生した石灰岩が、地殻変動によるプレートの移動により、
現在の秋吉台の位置までやってきて「カルスト台地」を形成したのだとか。
地下には巨大な鍾乳洞「秋芳洞」
「カルスト台地」とは、石灰岩などで構成された大地が雨水や地下水によって侵食されてできた地形です。
地上は、大地を突き破る無数の石灰岩柱が独特の景観を作り出し、不思議な自然の造形美を生み出しました。
そしてこの地下には、秋芳洞、大正洞、景清穴、中尾洞など、400を超える鍾乳洞があるのです。
大地のアートを望む「秋吉台カルスト展望台」
秋吉台国定公園(特別天然記念物)を見渡せる展望台
秋吉台を見渡すには、ここの展望台がおススメです。
カフェも併設されているので、たくさんの人でにぎわっていました。
1955年に国定公園(秋吉台国定公園)、1964年に特別天然記念物に指定されたそうです。
3億5,000万年かけて生まれた絶景
小高い丘に建つ円形の展望台は、360度の眺望が楽しめる人気スポットです。
青く広い空と、どこまでも続く緑の大草原、無数の石灰岩が織りなす景観は、まさに大地のアート。
3億5,000万年の記憶が生んだ、絶景スポットなのです。
秋吉台自然研究路を歩いてみよう!
所要時間は30分。自然を感じる散歩道
展望台から進むと、草原へと続く散歩道がありました。
「秋吉台自然研究路」とあります。
所要時間は30分とあるので、散策するにはちょうど良さそうな感じですね。
せっかくなので、この自然研究路を進んでみました。
緩やかなアップダウンのある散歩道。
歩きやすいように道は整備されていて、気軽に季節の折々の風や、自然、花々を研究するように楽しむことができます。
振り返るとだいぶ歩いてきていました。
それにしても、秋吉台に吹く風はさわやかでとても心地よいので、癒されます。
Qooも楽しそうに歩いたり走ったりしていました。
「ところで、秋吉台自然研究所はどこにあるの?」
と、謎の研究施設を探している造形作家が約1名いました。
ここは秋吉台自然研究路です。
秋吉台科学博物館のクイズラリー
これは、秋吉台が渡り鳥の中継点となっていて、鳥の糞に含まれる種子によるものらしいです。
このように散歩道のところどころにクイズのプレートが設置されています。
これは、秋吉台科学博物館が用意したもので、博物館に戻ると回答を知ることができるようです。
秋吉台の野ウサギ
散歩道の両脇の草木が生い茂っている所を抜けたところで、何やら小動物と遭遇しました。
ん!?
可愛い野ウサギです。
さすが自然研究路。
ビーグルは古来よりウサギ狩りを業としてきたワンコなので、緊張が走ります。
こちらの気配に気がつくと野ウサギは一目散に走り去っていきました・・・。
Qooにとって今回がウサギとの初対面でしたが、かつての野生はすっかりと影を潜め、というか感覚が鈍ってウサギの存在に気づいていませんでしたw
カルストの地形がよくわかるコース
秋吉台らしい壮観な景色が広がります。
自然研究路は、カルストの地形がよくわかるコースになっているんですよね。
どこを切り取っても写真映えする、本当に爽快な散歩道です。
この投稿をInstagramで見る
このインスタグラムの投稿は、「第41回秋吉台観光まつり」のインスタフォトキャンペーンに応募しているので結果が楽しみですw
秋吉台に点在する石灰岩
秋吉台のいたるところに転がっている岩。
これは地下深くに埋もれていたサンゴ礁の石灰岩が、隆起して外に出てきたものだそうです。
つまり、転がっているのではなくて、地下から地表に突き出している岩の一部だったのですね。
散歩道にも石灰岩柱がそこらじゅうにあって、触ったりもできます。
Qooも不思議そうに岩の間を通り抜けていました。
秋吉台のはじまりは、今から3億5,000万年前。
南方の遠く温かい海で、サンゴ礁として誕生したのです。
気が遠くなるような年月をかけて、海から山へ堆積しながら移動した石灰岩に想いをはせていると・・・
ススキも何のためにここに生えてきたのか?などと哲学的な問いかけをしてしまいます。
その答えは、秋吉台自然研究所にあるかもしれません・・・。
秋芳洞などの鍾乳洞は抱っこしたら犬連れOK
ということで時刻は16時30分。
いやいや、すっかり閉洞していました・・・。
調べてみると、大正洞は時間的にギリギリ行けそうな感じです。
カルストロードを車を走らせ、秋吉台の全景を楽しみながら大正洞へと移動します。
途中、こんな時間からの鍾乳洞は、コワイと感じている自分に気づきました。
さらにはQooを抱っこしながら見学することを想像すると、もう無理かもしれません。
ほっ、やっぱり閉洞していましたw
まとめ
秋吉台、絶景でした。
この景観を生み出した背景にも想いを馳せると、より一層見える景色も違ってきますよね。
秋吉台と秋芳洞はセットで観光するのが定番ですが、今回は残念ながら時間の都合で秋芳洞の散策はできませんでした。
しかし、次回は「Qooと秋芳洞へ行く」という目標もできたので楽しみにしようと思います。
山口県の絶景スポットへ行く、ということで沿岸部の「角島」と、内陸部の「秋吉台」の2つをお伝えしてきました。
山口県へ行く際には参考にしてみてくださいね。
いぬくま!