ちょっと前からフロントブレーキをかけると異音がしていました。
それと同時に制動力の低下を感じるようになっていたのです。
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ハーレーのブレーキは弱いの?
ボクのスポーツスター、ではなくダイナのフロントはシングルディスクなのでブレーキが頼りないのです・・・。
ずばり効きません。
その対策としてブレーキディスクの大口径化と、キャリパーはいっちょ前にもブレンボを装着しています。
ブレンボを選んだ理由
ブレンボはイタリアの有名ブレーキメーカーで、F1などのモータースポーツをはじめ、ポルシェ、フェラーリなどの超高性能車にも純正採用されていますね。
出典:http://www.brembo.com/jp/
もちろんバイクのマーケットにも人気で、高いシェアを誇っています。
ハーレーでもブレンボは純正採用されているモデルもあり、ハーレーの重すぎる車重を制御する性能の信頼性は絶大です。
そう、かっこいいのですw
ブレーキパッドを手に入れる
冒頭の症状から、そんなブレンボのブレーキパッドの交換が必要なことはわかっていました。
パーツの交換、オイルや消耗品の交換はできるだけ自分で整備するようにしているのですが、挙動に重要なブレーキなどの駆動系の整備に関してはディーラーに任せています。
今回はなかなかディーラーまで行く機会に恵まれず、気が付けば「ゴォギィィィィィーッ」と轟音を響かすようになってしまいましたw
これは一刻を争う事態と気づき、急いでAmazonでポチッと注文したのです。
ブレンボのブレーキパッドを物色していると、ブレンボ純正以外にも対応するパッドが数種類あったので、今回はデイトナの赤パッドにしてみました。
ではサクッと交換してみましょう!
※制動にかかわる重要な部分なので、整備の知識が無い方は信頼できるショップで整備してもらいましょう。
今回はキャリパーの洗浄はしないので、キャリパーは外さずにブレーキパッドだけ交換します。(トルクが強すぎて外せなかったんですw)
まずはパッドピンを固定しているβピンを引き抜きます。
ブレーキパッドをのぞいてみると、のこり0㎜。大丈夫かこれ?
クリップを外してもパッドピンが抜けません。
脱落防止のCリングがかまされてるようです。反対側からハンマーでコツくと抜けました。
パッドピンを抜いて押さえスプリングも外すと、ブレーキパッドがフリーになるので引っこ抜きます。
抜いてびっくり。
なんということでしょう・・・。
ベースプレートをえぐっていますw
新品と比較します。
轟音鳴り響かしてディスクを傷めつけていたんですね・・・。
それにしても・・・赤バッドが赤すぎやしませんか?w
無思考でポチッと注文しましたが、黒いキャリパーなので目立ちそう・・・。
黒く塗っちゃおうかと思いましたが、熱をもつ部分?
なのでやめときました。
やすりで面取りして、裏にグリスを薄く塗って取り外しとは逆の順序で組んでいきます。
一応、パーツクリーナーでキャリパーを洗浄できるところは吹いておきました。
ピストンが出たままではブレーキパッドを挿入できないので、指圧で鍛えた指力でピストンを押し戻します。
新しいブレーキパッドが入りました。
最後にβピンで固定してサクッと終了です。
デイトナ赤パッドでドレスアップできたのか?
やっぱり赤パッドの赤い存在感はなかなかのものですw
でも、タンクのグラフィックやプラグコードで赤色が入るので、合わなくはないのでよしとしましょう。
まとめ
ブレーキが鳴き始める前に整備しましょうw
いままでブレーキ関連はディーラーに任せていたので、何の疑いもなくブレンボ純正のブレーキパッドを使用していました。
今回は赤パッドを使用し、自分で作業したことにより、いつもの3分の1のコストでブレーキパッドの交換をすることができました。
肝心のブレーキの効きですが、残念ながら違いがよくわかりませんw
※ブレーキパッド交換に伴う、キャリパーのピストン清掃やトルク管理は専門の工具や知識が必要です。今回は取り急ぎ簡単にブレーキパッドの交換だけ済ませましたので、後日ディーラーであらためて整備してもらう予定です。
いぬくま!