ケアマネージャーによる看取りや認知症の支援について学ぶ【実務研修9日目】


介護支援専門員(ケアマネージャー)の実務研修の後半戦、後期の日程がはじまりました。

後期1日目となる舞台は、神戸ファッションマート。

1月の研修以来の、六甲アイランドに帰ってきました。

前回も大きな会議室での研修でしたが、今回はさらに巨大な円形ホール『イオ』が会場です。

シアタースタイルで、約700名を収容可能だそうです。

Qoo
ライブでもはじまるの?
ゲンキ
個性的な円形ホールだね~

介護支援専門員(ケアマネ)実務研修 後期1日目

後期の1日目は講義形式で、合計5時間の座学となります。

看取りや認知症の支援について学びます。

今回は実務研修・更新研修B・再研修との、合同実施だったんですね。

更新研修Bと再研修とは、介護支援専門員としての実務が未経験の方、および介護支援専門員証の有効期間の満了された方の研修だそうです。

ホールにはびっしりと受講者がいらっしゃいました。

3日間に分けて受講者を入れ替えて同じ研修がおこなわれたみたいなので、兵庫県にはケアマネの実務予備軍は相当いるのでしょう。

講義テキストは後期日程用に変わりました。

ケアマネジメントの展開(講義編)

①基礎理解

ケアマネジメントは高齢者の生理、心理、生活環境などの構造的な理解に基づいて行われる必要があることを理解する。

・・・ということについて学びました。

高齢者といっても、人によって加齢の変化は個別的なプロセスをたどるので、同じ年齢でも、どのような歳の重ね方をしてきたのかでその姿は大きく異なります。

それと同様に高齢者を単純に理解することは不可能であり、多方面からみる視点が必要とされます。

まずは高齢者を知ろうとする姿勢が大切であり、高齢者に関する専門的知識をもってケアマネジメントに臨まなければなりません。

講義終了後、ロビーに行くと人だかりができていました。

書籍の販売でした。

みなさん本を手に取って購入されていました。熱心に勉強されていますね。

②看取り

人生の最期の時期をいかに過ごすか。

在宅での看取りが増えていくと、ケアマネージャーが看取りにかかわる機会は多くなっていきます。

医療が中心となりがちな終末期支援において、本人や家族とどう向き合えばよいか・・・ものすごく難しい問題だと思います。

この講義では、講師の先生の貴重な体験談も交えて学習させていただきました。

ケアマネージャーはできる限り不安のない最期を支援し、安らかに亡くなっていただく方法を考えていかなければなりません。

③認知症

日本は世界一の超高齢社会です。

そして、2025年に団塊の世代が後期高齢者になるときには、認知症高齢者は700万人と推計されています。

高齢化の進展に伴い、認知症者の増加によるさまざまな社会問題が増えるのは容易に想像できますね。

この講義では認知症の特性や療養上の留意点、起こりやすい課題を踏まえた支援にあたってのポイントについて学習しました。

神経内科のお医者さんの講義で、ちょいちょい面白い小ネタを挟んでこられたのが印象的でしたw

「看取りや認知症の支援について学ぶ」まとめ

内容の濃い、5時間のガッツリ講義は、あっという間でしたがなかなかハードでした。

看取りや認知症などの難しい問題にも、うまく立ち回り連携をはかっていかなければならないケアマネージャーの役割は重大です。

そのためにはそれぞれの医療的な知識や、本人だけではなく家族への高い対人援助技術が必要とされているんですよね。

エレベーターで9Fの会場へ向かう途中、下を見下ろすと何やら車が並んでいました。

休憩時間見に行くと・・・

ゲンキ
めっちゃ強そうw

介護は、介護職員や訪問看護師、医師、理学療法士などさまざまな専門職がチームを組んで動くため、ケアマネジャーにはチームをうまく機能させるコーディネート力や交渉力、問題解決能力が必要とされています。

この車列のように多職種のチームをきれいに配置して、様々な困難に立ち向かえるような体制を作りたいものですね。

Qoo
うまくまとめたつもりなのかな??

 

いぬくま!