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素人がダイキンの天井埋め込み式エアコンを分解洗浄してみた
うちのリビングにあるエアコンはダイキン製の天井埋め込み式エアコン(1方向)です。
業務用のエアコンは天井埋め込み式のものが多いですが、家庭用はめずらしいかもしれませんね。
夏場のクーラーとしてはなかなかパワフルでお気に入りなのですが、
昨シーズンの終盤でこの世の終わりのような臭いを出すようになり、それ以来放置していました。
おそらく臭いの原因はエアコン内部のカビの発生だと考えられるのですが、分解洗浄を業者さんに依頼するとそこそこの費用がかかってしまいます。
ダイキンの天井埋め込み型エアコンは分解して隅々まで洗浄できると聞いているので、全く知識のない素人でもどこまでできるかトライしてみました。
ダイキンの天井埋め込み型エアコンの分解方法
フィルターを外す
分解に必要なものは天井までアクセスする脚立とプラスドライバーのみ。
まずは蓋を開けてフィルターを外します。
ここまでは素人でもできるケアなので簡単ですね。
ここから中を覗いてみても綺麗なもんです。
外装の蓋を外す
蓋は両サイドのグレーのツメをスライドさせると外せるようです。
外れました。
基盤からコネクターを外す
次に外装のカバーを外したいのですが、配線をなんとかしないといけないようです。
右側のカバーが基盤を収納してそうな雰囲気があるので、ここのビスを外します。
カバーを外すと基盤にアクセスできました。
このコネクター(3か所)を外さないと、外装カバーが配線に引っ張られて外せないのです。
そうそう、このエアコンには電源がないのであらかじめブレーカーを落としておいたほうが無難ですよ。
吹き出し口側の蓋を外す
吹き出し口側の蓋も外しましょう。
外装カバーの蓋の2枚が外れました。
これで外装カバーを外す準備は整いましたね。
外装カバーを外す
固定してあるビスを外して、両手を広げて外装カバーをおろすとエアコン内部があらわになりました。
が、まだアルミフィンの熱交換器の全容はベールに包まれています。
熱交換器で結露した水がたまるドレンパンを外さなければなりません。
ドレンパンを外す
ドレンパンもビスで固定されているので外しましょう。
ファンの手前の何かもカビているので外します。
これで隠れていた熱交換機の全容が明らかになりました。
カビだらけの熱交換器とその周辺
ぎょえ~!
カビカビです。
結露して水に浸かっていたのかサビも・・・。
ドレンパンも汚れがびっしり
ドレンパンの内側は乾燥こそしていますが、カビや化石となって張り付いている虫などが確認できました。
ここで何度も水が溜まったりを繰り返してドレンパンが汚れていると、近くにある熱交換器も汚れるのが目に浮かびますよね。
ここからドレンパンに溜まった水を吸い上げるのでしょうか。
詰まりがないか確認しましたが、大丈夫のようです。
さぁ分解はこれぐらいでいいでしょう、ここから洗浄です。
ダイキンの天井埋め込み型エアコンの洗浄方法
高圧洗浄機で一気に・・・素人は防カビスプレーでもOK
業者さんならここから専用の高圧洗浄機を使って洗浄するのでしょう。
しかし、天井にあるものを分解するという作業は思っていた以上に過酷でした。
うちにもスチームクリーナーがあるのですが、もう首と肩と腕がもちそうにありません。
ここは素人、エアコンの防カビスプレーを用意していたのですw
エアコンの防カビスプレーで熱交換器を洗浄する
カビてるところはこれを噴霧して拭き取り、熱交換器は直接スプレー。
これ1本で2機分使えるそうですが、まるまる使い切りました。
これだけでもまぁまぁキレイに。
熱交換器の裏側に送風するためのローラーがあるのですが、そこもだいぶ汚れていてスプレーして拭き取るということを繰り返しました。
外装パーツは中性洗剤で水洗い
外したカバー類は外へ持って行って水洗いです。
中性洗剤とスポンジでゴシゴシと汚れを落としましょう。
変色してしまった部分もありましたが、キレイになりました。
あとはしっかりと乾燥させて、元通りに組みつけていくと作業終了です。
まとめ
見た目は変わりませんが、中はピカピカです。
試運転してみると防カビスプレーの化学的な香りが部屋に充満しましたが、もうあのカビ臭さは無くなりました。
冷却力も大幅にアップしたような気がします。
フィルターの掃除だけでは取り除けないカビによる汚れを取ったので、これで今シーズンは安心でしょう。
素人でも業者さんのような専用の清掃道具を使うことなくクリーニングすることができました。
次回はちゃんと養生して高圧洗浄機での清掃にトライしてみたいと思います
いぬくま!