【ハーレーハンドル交換】ロボットハンドルを受け入れた時、新たな扉が開かれる【ダイナ・スポーツスター】


「ちょっと気晴らしに、バイクに乗ってこようか・・・」

思い立ったら走り出す、バイク乗りなら誰もが日々駆られるこの心情。

それがバイク乗りの性分であり、やめられない習慣の一つです。

ふとした瞬間にひとりヘルメットを持って駆け出すのも最高の気分転換。

老若男女を問わず、バイク乗りは皆それを知っています。

でも、乗るだけじゃないんです!

「ちょっと気晴らしに、バイクでもイジるか・・・」

これもまたバイク乗りの、バイクとの向き合い方です。

ウインドスクリーンの取り外し

現在は純正のウインドスクリーンを少しカットしたものがついています。

その名の通り風を防ぐ役割をしているのですが、見た目があまり好きではありません。

いつもは冬の寒い時期と、梅雨の時期の突然の雨を防ぐためにつけているのですが、今年の梅雨明け後の酷暑の熱風を防ぐためにつけたままにしていました。

簡単に着脱できるのでサクッと外します。

すんなり外れました。

ハンドル交換

ウインドスクリーンに合わせてハンドルを交換していたのでもとに戻します。

サクッとハンドルも交換しましょう。

ガソリンタンクをぼろタオルで保護します。工具を落としたりして傷がつくのを防ぐためですね。

ハンドルの根っこのボルトを緩めます。

そして、ハンドルについている各パーツを外していきます。

ハーレーを整備するためにはインチ工具トルクスレンチ等が必要です。

アメリカ製のバイクだけあって、日本で流通しているミリ単位の工具では整備できないんですよね。

あと一息・・・

外れました。なんかE.Tみたいw 

今の仕様は8インチのライザーにドラッグバーという王道スタイルでしたが、今回は5インチのZバーに変換します。というか戻します。

好き嫌いの大きく分かれるこのハンドル。

通称「ロボットハンドル」と呼ばれていますね。略して「ロボハン」

ダイナに乗り換えて最初にカスタムしたのが、この特注のロボハンでした。

ハンドル交換と一緒に乗りやすさも追求します。

ライザーのジョイント部にラバーを仕込んで、ハンドルへの振動を吸収する仕組みです。ゴムです。

左がラバー有り、右がラバー無し。

今まではわざわざそのラバーをはずして、ワイルドにダイレクトな振動を味わっていましたが、あまりにも手がしびれるので今回からはラバーを入れますw

トップブリッジにラバーを仕込みます。

確かにこのラバーが振動を吸収してくれそうです。

今まではここに金属のブッシュを入れていたので、路面のギャップやエンジンの振動が直接ハンドルに響いていました。ハーレー乗りは割とこういう乗り味を好む人が多いように思いますw

だけど、手がしびれます。手だけじゃなくて全身しびれますw

さぁ、純正のライザーとハンドルを装着しましょう。

冷静に見てみると奇妙なカタチのハンドルですねw

グリップやスイッチ類を組んでいきます。

あと一息・・・

完了です。

色々なハンドルを試したのですが、この奇妙なカタチのロボハンが一番乗りやすいんです。

エアクリーナーカバーのラバー塗装はがし

続いてエアクリーナーカバーを外します。

現在はマットブラックのラウンド型のカバーが装着されています。

これをマットブラックからクローム化します。

実はこのカバー、もともとクロームだったものをラバー塗装を施してマットブラックにしていました。

ラバー塗装は簡単に剥がせますw

塗装に強度を持たせるために、何層かに塗装したのを思い出して後悔しました。

結構はがすのが大変・・・。

30分ぐらいかけてやっと剥がれましたw

ハンドルもブラックからクロームにかわったので、エアクリーナーもクロームにすると全体の雰囲気も変わりそうです。

ガソリンキャップ

さぁ、続いてこちら。

ガソリンキャップを違うものに変換します。

通称「サザエキャップ」

ロボットやらサザエやら・・・だんだんハーレーらしくなってきましたw

シート交換

ここまできたらシートも変えます。

ラペラ社製のダブルシートから、シングルシートに変換します。

ダブルにしようがシングルにしようが、後ろには誰も乗りませんw

耐熱バンテージ塗装

さぁ、いよいよ終盤です。

エキパイに巻いた耐熱バンテージの剥がれた部分を塗装します。

ブーツが当たって剥がれていますね。

巻きなおすのは面倒なので、困ったときの黒スプレー

こいつでプシューです。

適当なマスキングで適当に塗装しましたw

耐熱バンテージは熱で全体的に白っぽくなってくるので、定期的にプシューっと黒くしています。

エキパイから直接足に触れるのを防ぐために巻いていますが、夏場は耐熱バンテージ全体に熱がこもってものすごく熱くなっていますw

試走

それでは試走です。

やっぱりロボハンは乗りやすい!手の振動も軽減されて快適です。

このハンドルの角度がたまりません。なんか昆虫みたいですねw

試走しながら各交換パーツの細かいセッティングをしていきます。

だいぶイメチェンできました。

これが・・・

これに・・・

わかります?この違いw

よく見てください!全然違いますよね??

まとめ

やっぱりロボハンはいい!!

カスタムは完全自己満足の世界ですが、定期的にこのイメチェンを繰り返し、常に新しい気持ちでバイクと向き合っています。

ロボットハンドルはボクのバイクのスタイルを表現するアイコンでありシンボル

最近ではハーレーの純正カスタムでも採用されていました。

いつしかこれはひとつのジャンルとして確立していき、時代や国を超えて受け継がれていくことになるでしょうw

 

いぬくま!