「スカイバウンド大地消滅」というパニック映画をみました。
パニック映画とは、突然の異常事態に立ち向かう人々を描く映画のジャンルです。
とんでもないシチューエーションの災害が、これでもかというぐらいに降り注ぐB級パニック映画。
再生してから数分後にそっと停止ボタンを押すこともしばしば、バカバカしい内容を真剣に演じている姿はもやはパロディーです。
そんなB級パニック映画の中から見つけた、なかなかの良作「スカイバウンド大地消滅」を紹介していきますよ～。
ドイツ製のフライトパニック超大作ですw
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目次
スカイバウンド大地消滅
作品情報
監督：アレックス・タヴァコリ
制作国：2017年ドイツ
上映時間：81分
主演：スカーレット・バーン
あらすじ
パッケージをたしなむ
まずはパッケージをみながら、映画の内容を妄想するのもB級映画の正しいたしなみ方。
- 大地消滅とは大風呂敷を広げすぎだけど、低予算のB級映画で回収可能なのだろうか。
- パニック映画の象徴、自由の女神が炎に包まれているが期待していいのか。
- 核爆発起きてるけど？
スカイバウンド大地消滅サクっとネタバレ
総評
ざっと観た感想ですが、いろいろひどいのですが細かいことを気にしなければ良作だったと思いますw
B級パニック映画のほとんどが、観るのが疲れるぐらい映像がひどかったりCG感が半端なかったりするのですが、今作はそのあたりの粗さはなくて（別の意味で粗いけどw）安心して楽しむことができました。
冒頭のクレジットのクオリティに全振り
どんな映画でも、全体の印象を左右するのがやはり冒頭のシーンです。
最初の数秒でどれだけ視聴者を引き付けることができるか・・・ここで失敗する作品が多いのですが、この作品はここで気合い入れてきました。
お兄ちゃんいいやつ
高級車（親のクルマ）を乗り回すお兄ちゃんマット。
嫌な奴かと思いきやめっちゃ好青年。大金持ちの息子なので18歳で自家用ジェットの免許を取得しますw
そんなマットが狙っているのは、隣のマイケルジャクソンみたいなリサ。
弟優秀、撃たれても大丈夫！
弟のマットも、まぁよくできた子です。
このマットとカイル兄弟、しっかりと教育されていますｗ
はっきりはわからないのですが、どうもカイルはリサと過去になにかあった感じなんですよね。
この後、途中いろいろあって謎のおっさんにお腹を撃たれますが、驚異的な回復力をみせます。
プライベートジェット機で飛び立つ
このプライベートジェット機（もちろん親の）に乗って、リア充たちがバカンスへ飛び立ちます。
このあとマットはカイルに嫉妬したり、弟への劣等感に悩まされながらも兄の威厳を保って大空から大地へ旅立つんですけどねw
最初の難関、謎のおっさん。
意気揚々と飛び立ったジェット機でしたが、見知らぬおっさんが隠れてましたw
お腹が空いていたみたいですが、どうも怪しい。
やっぱり。
説明するのもあれなので省略しますが、おっさんはただの尺取り要員でしたw
アメリカ大陸に核攻撃？
飛行機の調子がおかしくなって外を見ると・・・
キノコ雲・・・核爆発があったようです。
アメリカ大陸が核攻撃を受けて、全土で甚大な被害を受けていることがわかりました。
放射能で汚染されてしまい、もうどこにも着陸できません。
さぁ、どうなるリア充たち。
バカ姉ちゃんの覚醒
ギャーギャーうるさくておバカ代表だったロキシー。
数ある困難から、彼女は覚醒します。
いつのまにか、数学の得意な才女設定に昇格。
残りの燃料で着陸できそうな、核攻撃から免れて放射能汚染からも免れた場所を導き出し、ハワイへの進路を決定させます。
お兄ちゃんの熱い演説
ハワイへの進路を決めましたが、それでも燃料がどうやら足りないようです。
ジェット機の内装をはがしたり、おっさんを捨てたりして軽量化を図りますがそれでも足りません。
少々長めのマットの熱い演説がはじまり、機外へ・・・
軽量化のために、斧でエンジンを一基切ると言い出しました。
ちっちゃい斧で。
無事に切り落として、自分もそのまま放射能まみれの大地へ飛んでいきました。
無事にハワイまでたどり着いたのか？
マットの決死の軽量化のおかげで、一行はハワイのマウイ島の手前で墜落しました。
爽やかに目覚めるリサ。
そこはハワイでした。
海には墜落しましたが、波によって無事に浜に打ち上げられたみたいですね。
「スカイバウンド大地消滅」まとめ
プライベートジェットでリア充を満喫してる間に、
三角関係になったり、おっさんを発見したり、お腹撃たれたり、11発の核ミサイルが発射されたり、アメリカ本土が壊滅状態になって着陸する場所がなくなったり・・・
次から次へとパニックがおそってくる映画でしたw
何といっても突然の泣ける演説と飛行機の重量を軽くするために、ちっちゃい斧を片手に外に出てエンジンを切り落とし、
三角関係を清算するがのごとく自らの命も落としたマットの姿に漢気を感じましたね。
それにしても、最後の最後までツッコミどころ満載でしたw
いぬくま！