荒牧バラ公園は、ダイナミックな景観が魅力の郊外型都市公園。
広さ約1.7ヘクタールの公園内には、250種類、1万本ものバラが芝生広場を囲むように階段状に植栽されていて、通路は立体迷路状となっています。
その色とりどりのバラを引き立たせるために、園内は白を基調とした南欧風にデザインされていて、満開のバラに満ちた空間はもう「美しい」の一言です。
そして驚くべきことに、ここは伊丹市の公園なので、なんとっ!
入場無料なんですっ!!
そんな荒牧バラ公園へ行ってきましたので、紹介していきますよ~!
目次
荒牧バラ公園は今が満開!バラの見頃は?
荒牧バラ公園前の道路の街路樹の植え込みは、バラなんですよね。
ボクはバラ公園の前の道をよく通過するので、その開花状況を街路樹によってリアルタイムに知ることができるのですw
ちょうど今は満開で、見頃なんですよね。
基本的には、春季は5月中旬~6月中旬、秋季は10月中旬~11月中旬が見頃となっています。
荒牧バラ園はどこにあるの?
場所
荒牧バラ公園は、伊丹市の北部にあり、宝塚市との市境近くにあります。
アクセス
電車
阪急宝塚線山本駅、JR中山寺駅からは、それぞれ徒歩約20分です。
車
中国自動車道宝塚インターチェンジから、東へ約10分。
バス
阪急伊丹駅・逆瀬川駅・山本駅、JR伊丹駅・中山寺駅から、バスが運行しています。
- 阪急伊丹線 伊丹駅、JR宝塚線 伊丹駅から伊丹市バス1番、2番、3番系統「荒牧バラ公園」行き、52番系統「鶴田団地」経由「JR中山寺」行きで、「荒牧バラ公園」下車すぐ
- 阪急伊丹線 伊丹駅、JR宝塚線 伊丹駅から伊丹市バス51番系統「鶴田団地」行きで、「鶴田団地」下車徒歩約5分
- 阪急宝塚線 山本駅から阪急バス72番、73番系統「阪急逆瀬川」行きで、「山本南1丁目」下車徒歩約5分
- 阪急今津線 逆瀬川駅、JR宝塚線 中山寺駅から阪急バス76番、77番系統「阪急山本→野里方面循環」行き、73番系統「阪急山本」行きで、「山本南1丁目」下車徒歩約5分
- JR宝塚線 中山寺駅から伊丹市バス55番系統「三師団・交通局前」行き、52番系統「荻野」経由「JR伊丹」行きで、「荒牧バラ公園」下車すぐ
駐車場は2か所72台収容
車を利用してアクセスする場合は、
バラ公園のすぐ近くに、2か所駐車場があります。
利用は1回につき500円。
第1駐車場は大阪芸術短期大学前。
第2駐車場はバラ公園前です。こちらのほうが近いですね。
荒牧バラ公園 主な施設紹介
駐車場から歩いて、バラ公園の東側に入口があります。
お天気のいい日は平日でも、たくさんの人が訪れていますね。
こちらが入り口です。
園内に入った瞬間から、視界はバラで包まれますよw
マップを見て各施設・エリアを確認します。
まずは、赤いモニュメントの方へ斜めに向かっていくといいでしょう。
植物園(バラ園)
ふるさとのバラコーナー
伊丹市で生まれたバラ品種もあるバラ園ですね。
こちらのコーナーでは日本が世界に誇る育種家、寺西菊雄氏の作品で、世界のバラ愛好家にも評価が高い「天津乙女」や「マダム・ヴィオレ」などが咲いています。
「天津乙女(あまつおとめ)」は咲いていませんでした・・・。
日本で作出されたバラの中では、欧米でもっとも栽培されている品種だそうです。
「マダム・ヴィオレ」
その色と花形で愛されてきた青紫系の傑作品種です。園内のあちこちで咲いていました。
「プリンセス三笠」
皇室にささげられたバラ。まるでイリュージョンをおこしそうなゴージャスなバラです。
「聖火」
かつて東京オリンピックが開催されたのを記念して作出されたバラです。
ハッセルトのバラコーナー
こちらは「小便小僧」で有名なハッセルトにちなんだバラ園。
伊丹市はベルギー王国「ハッセルト市」と姉妹都市なので、ハッセルト市から寄贈された「小便小僧」が荒牧バラ公園の北側にあるのです。
ここでは「アンネフランクの思い出」という素敵なネーミングのバラが咲いていました。
「アンネの日記」に感銘を受けたベルギーの園芸家デルフォルゲ(Delforge)氏が、若年にして命を落としたアンネフランクを偲び、平和への願いを込めて新種のバラを作ったとか・・・。
南欧風+バラ=フォトジェニックな空間
バラが満開の時期は、どこを切り取っても写真映えするシチュエーションです。
このバラのブーケに包まれながら写真を撮られている方が多かったです。
プロのカメラマンによる撮影も行われていました。
公園のいたるところに趣向を凝らせた仕掛けがあって、散策していても飽きることがありません。
空と緑とバラの色、すべてが調和されなんともいえない幸せな気持ちに包まれます。
それはまるで芸術作品のようです。
地下へと続く平和モニュメント
荒牧バラ公園の象徴 赤いモニュメント
園内のどこからでも見える、荒牧バラ公園を象徴する赤いモニュメントは、奈良県出身の彫刻家、井上武吉氏のよる平和モニュメント。
自由・平等・人類愛を象徴とする3本の赤い柱と、その周りを囲む渦巻き状の広場が、無限の宇宙を表現しているんだそうです。
平和を強く願う宣言とともに、この荒牧バラ公園は誕生したのですね。
地下ホール(瞑想空間)
実はこの公園、地下室が隠されているんですよ!
いくつかの地下への入り口があって、そこから入ると・・・
地上の華やかなイメージとはまた違った、静かで厳かな雰囲気の空間が続きます。
平和モニュメントの3本の柱は、地下ホールまでありました。
この地下空間は瞑想空間となっていて、コンサートや写真展の会場になることもあるそうです。
さわやかな芝生広場
公園の中央に位置するのは、とてもさわやかな芝生広場。
バラと同様に、芝生もきれいに整備されています。
こちらの公園、手入れが大変でしょうがゴミひとつありません。
芝生広場を取り囲む塀には、やはりバラがぎっしりです。
売店と休憩所はあるの?
みどりのプラザ
公園の南側には「みどりのプラザ」という公共施設があります。
展示や図書コーナー、苗の販売や休憩所になっています。
施設内ではバラのアレンジ展をされていました。
売店「ローズテラス」
公園の入口手前にも売店と休憩所があります。
ここではバラの苗を購入することができますよ。
バラのおみやげは喜ばれるでしょうね。
ペットはOK?
原則的には愛犬などのペットは入園禁止ですが、カートやキャリーなどで地面に降ろさなければ入場できます。
抱っこされて、一緒にバラを楽しむワンコもちらほら見られました。
開園時間・休園日
4月 | 午前9時~午後5時 | (休園日)火曜 |
5月1日~ 14日 |
午前9時~午後5時 | (休園日)なし |
5月15日~ |
午前9時~午後6時 |
(休園日)なし |
7月~9月 | 午前9時~午後5時 | (休園日)火曜 |
10月~11月 | 午前9時~午後5時 | (休園日)なし |
12月~3月 | 午前9時~午後5時 | (休園日)火曜 |
火曜が休日と重なった場合は開園し、翌日休園
5月中旬~6月中旬 | 午前9時~午後5時 |
10月中旬~11月中旬 | 午前9時~午後5時 |
上記以外、休館
「荒牧バラ公園」まとめ
バラは見た目の美しさと優雅な香りで、お花の中でも特別な存在ですよね。
荒牧バラ公園で出会ったバラの数々は、人を惹きつけずにはいられない魅力に満ちあふれていました。
病院や施設に入所されているお年寄りの方々や、大人から子供までたくさん来られていて、みなさん目を輝かしてバラに魅せられておられました。
バラ園なので、あまり日陰になるような場所が少ないので、日よけ対策はしていったほうがいいでしょうね。
春や秋の見頃の時期は気候がいいのですが、20℃後半になるような日は熱中症の危険もあるので注意が必要です。
「100万本のバラの花を~あなたにあなたにあなたにあげる~♪」
って曲がありますが、とんでもありません。
荒牧バラ公園で1万本。
とても素晴らしいバラであふれている、隅々まで整備されたおススメの公園でしたw
いぬくま!