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味覚障害になって気づいた2つのこと
味覚障害には種類があって、
完全に味覚がなくなるもの、味覚が全体的に低下するもの、本来の味とは違う味を感じてしまうもの、逆に過敏になってしまうものなど、
いろいろな種類があります。
幸いにも、ボクの場合は少しは味を感じることができるのですが、
食べ物によっては本来の味とは違う感じになってしまうので、美味しく感じることができないものもあります。
しかし、そんな特殊な状態になったからこそ、気づいたことがあるのです。
今回はその2つの発見について発表しますw
①自然の食材はやっぱりイケる
現在のスペック
アラフォー男子、全身の健康状態は良好。
味覚がおかしくなって1カ月半、視覚はド近眼、聴覚はモスキート音が聞こえない、嗅覚は研ぎ澄まされている、触覚は職業柄まずまず、といったところですw
病院の味覚検査では、かろうじて「苦味」を感じる程度で、「甘味」「酸味」「塩味」は感じることができませんでした。
なので、食事全般、特には砂糖や塩やしょう油といった調味料の味をほとんど感じることができない状態です。
食事をするときは、全身全霊で食べ物と向き合い、視覚と嗅覚と苦味をフルパワーに働かせて味を想像しながら食べているんですw
意外と野菜の味は変わらない
こんな状態でも意外と、野菜の味は感じることができるのです。
ドレッシングをかけてもその味はしませんが、これは唯一の光です。
これは野菜に多く含まれる「苦味」成分を感じることができるからなのかもしれませんね。
普段はあまり納豆が得意ではないのですが、納豆には不足すると味覚障害になる亜鉛が多く含まれているので食べてみると、なぜかとても美味しく感じました。
また、お米の味もさほど変化がないのは、ありがたいことです。
素材の味は感じることができる!
その他にも・・・
イカフライを食べたときは、ほんのりイカの味。
サンマの蒲焼きは、サンマの本来の味だけ。
ざるうどんは、つゆの味はしなくて麵の味だけ。
ふりかけご飯は、お米の味だけ。
つまり、自然の素材の味だけは感じることができるんです。
夏のイカを食べに行った時のこと。
この場合は、イカそのもの味はなんとか味わうことができましたが、しょう油をつけても味は変わりません。
それよりも、このシソを刻んでゴマがふられたごはんが、ありえないぐらい美味しかったのですw
②加工食品は味が変わってマズイ
肉の臭みだけ感じる?
味を感じなくなってしまうと、味の濃いものが食べたくなるものです。
この欲求はどんどん強くなって、味の濃いものを食べるのですが、味がしないのでその落差にショックを受けることになります。
ある日、コチュジャンベースの特製ダレにキムチとたっぷりのネギに半熟卵をトッピングしたジャンキーな牛丼を衝動的に食べたのですが、やっぱり味がしないんです。
それどころか、お肉の臭みだけ感じるんですよね。
多分、この時はあまりいい食材やお肉は使われていなかったということだと思います。
これはボクに残された「苦味」に、毒などの危険を知らせるための役割があるからかもしれません。
食べることができない味に
自然の食材を生かした料理はそれなりに食べることができるのですが、加工食品は味が全くしない、もしくは変わってしまって全然ダメです。
某コーラを飲んだ時は、あまりにも苦くてびっくりしました。
某ビスケットは、全く味がしなくて段ボールを食べているみたいです。
味が崩れる理由
味わいというものは「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」が組み合わさってできるもので、
素材がしっかりしていないものや食品添加物などで、不自然に味付けされたものは味が崩れてしまうんです。
ボクのような味覚障害がある状態で、加工食品を口に入れると、思いっきり味が崩れるので、人工甘味料などの食品添加物で味付けされているのかがよくわかります。
これは、加工食品や食品添加物の摂取の多い若者に味覚障害が増えている背景を考えると、おそろしいことだと思いませんか?
まとめ
ということで、味覚障害になってわかったことは、
①自然の食材はやっぱりイケる
②加工食品は味が変わってマズイ
ということでした。
なんだかんだで、味覚障害っていっても美味しく食べてるんじゃないの?
と思われたかもしれませんが、ツライんですよw
調味料をつけたところで味が変わらないので、自然食品をそのままいただいていて健康的な食事になっているのですが、やっぱり「苦味」だけじゃ物足りないんです。
やっぱり刺激のあるものを食べたいんです!
特に「甘味」と「塩味」が欲しいんですっ!
それって加工食品って話になってくるんですけど・・・
コワイですねぇ。。。
いぬくま!