11月の末に、マイバイクの車検が満期を迎えます。
車検は有効期間の満了する1ヶ月前から検査をうけることができるので、そろそろ準備をしなければなりません。
ボクのバイクはカスタムしているので、一部ノーマルパーツに戻さないといけない箇所があるんですよね。
車検と言えば、自分でノーマルパーツに戻せるところはして、あとはディーラーに預けて整備してもらい車検を通してもらう、というのが一連の流れでした。
今回は、いつもならディーラーに代行してもらう車検とはまた違った方法の、ユーザー車検について調べてみました。
目次
ユーザー車検とは?
自分で整備して車両を陸運局に持ち込む
車検は、新車を購入してからは3年後、その後は2年ごとにある、その自動車やバイクが安全かどうかを調べる、国が定める検査です。
ディーラーや整備工場等の業者に依頼するのが一般的ですが、自分で行うものをユーザー車検といいます。
バイクを自分で陸運局に持ち込まなければならず、平日しか受付していないので、平日にまとまった時間がないと難しいんですよね。
ボクは自営業を営んでいるのですが、これがなかなかのセルフブラック企業で、平日は缶詰になって働いていたのです・・・。
現在、働き方改革の推進の波に乗って、平日の休みを設定し、ホワイト化を目指しているんですよねw
なぜユーザー車検がいいの?
それはズバリ、車検費用を抑えられるからですw
ディーラーに代行してもらう分の費用が発生しないので、とにかく安い。
ただし、自分でするにしても保安基準を満たすための整備は必須で、消耗品の費用などは発生するし、
定期点検整備は、安全性を考慮すると結局ディーラーなどで受けなければならず、一概に費用を抑えられるとは限りません。
どうやってユーザー車検をうけるの?
まずはネットで予約
車検を受ける日を決めたら、国土交通省のサイトでネット予約します。
残念なことになるので、予約なしにいきなり行ってはいけません。
必要な書類をそろえる
出典:https://annai-center.com/
- 車検証
- 納税証明書
- 自賠責保険証
- 定期点検整備記録簿(検査後でもOK)
これらの書類がなければ検査にパスすることができないので、しっかりそろえておくことが必要です。
できれば1回でスマートに決めたいので、何度も確認したいところです。
保安基準を満たす状態に整備する
車検では細かい整備の内容などは検査されず、大まかな構造上の状態を検査されるので、それに合格できるように事前に確認する必要があります。
現在の状態から、保安基準を満たさないであろう箇所を見てみましょう。
ハンドル
ノーマルのハンドルから大きく形状が変わっています。
幅は変わらないので行けそうな気もするのですが、ロボットハンドルの角の部分が注意されそうな感じもします。冒険して再検査になるのもつらいので交換しましょう。
マフラー
古いバイクなので、マフラーはインナーサイレンサーを入れて消音しているのですが、排ガスの問題とかもあるので無難にノーマルに交換します。
シート
乗車定員は2人で登録しているので、シングルシートではいけません。
ビスひとつで固定されているだけなので、こちらはサクッとダブルシートに交換です。
リフレクター(反射板)
リアブレーキランプの下にリフレクターを装着していたのですが、いつのまにか脱落していました。
こちらも新しく装着します。
タイヤの溝
タイヤのスリップサインが出るぐらい溝が少ないと、再検査になるそうです。
前輪は大丈夫そうです。
後輪はだいぶ減っています。この時気がついたのですが、このタイヤにスリップサインが存在してないんですよねw
どちらにしても、リアタイヤは交換時期なのでディーラーで交換し、その時に定期点検検査も受けようと思います。
光軸調整
このタイプのスポーツスターやダイナのヘッドライトの光軸は、構造的にズレますw
さすが伝統を重んじるハーレー、数十年前の構造のままなので、ここの調整は必須なんですよね。
なんでも大体の陸運局の近くには、光軸を調整してくれるテスター屋さんがあるそうなので、検査の直前にそちらに持ち込んで調整してもらおうと思います。
その他
メーターが側面に移設してあるのですが、いままでこの状態でディーラーに預けて車検から帰ってきていたので大丈夫だと思うのですが、自信がありません。
計器類は見やすい位置にないといけないっぽいので、一応ディーラーで確認する予定です。
サイドバッグはどうなのでしょう?
ハンドルの幅を超えていないので、全幅には影響ないので大丈夫だと思のですが・・・。
ディーラーに預けたときは、外して検査を通してもらっていたのかもしれませんので、これも確認が必要ですね。
バイクのユーザー車検まとめ
ユーザー車検は面倒だけど安くなる
ハーレーダビッドソンのディーラーで車検をお願いすると、例えば車検代行費用2万円、車検整備費1万円、消耗部品とそれらの交換工賃、
そして重量税や検査手数料と自賠責保険などの諸費用を含めると、普通でも10~20万ぐらいの費用がかかっちゃうんですよね。
しかし、ユーザー車検では自分で消耗部品の交換や整備できれば、ボクのバイクの場合だと、
極端な話、重量税などの諸費用だけだと2万円以内でできてしまうのです!
今回は、リアタイヤの交換とその他の定期点検整備は事前にディーラーにお願いするので、上記のような最低限の費用だけでは無理ですが、それでもだいぶ節約できそうです。
車検に合格したからといって安全なわけではない
ユーザー車検のメリットは何と言っても経済的なことですが、
逆に考えると、必要最低限の保安基準だけクリアして、適当な整備でも車検に合格してしまうという危険性があります。
ここで忘れてはいけないのは、命を預けるものなので、しっかりとした整備で安全性を確保することです。
車検に合格したからといって決して安全なわけではないので、その理解を忘れてはいけませんね。
いぬくま!