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愛犬とロッククライミング初心者が日本一のアルプスに挑む
Qoo(ビーグル13歳療養中)とロッククライミング初心者(未経験)であるボクが、日本一のアルプスに挑戦してきました。
アルプスといえばヨーロッパ大陸を横断する山脈が元祖ですが、日本にも登山家から愛されるアルプスが存在します。
その中でも日本一のアルプスに行ってきたのです。
北アルプス(飛騨山脈)、中央山脈(木曽山脈)、南アルプス(赤石山脈)からなる日本アルプスは有名ですね。
実は日本アルプスだけではなくて、全国各地にご当地アルプスを名付けられた山々がたくさんあるんですよね。
今回はそんなご当地アルプスのひとつ、地元の兵庫県にそびえたつ「小野アルプス」に愛犬を連れて挑戦したというお話です。
日本一低い「小野アルプス」
兵庫県の小野市にある、高山・前山・愛宕山・安場山・総山・アンテナ山・惣山・紅山・岩山と連なる山の総称を「小野アルプス」と呼びます。
最も高い山が惣山で標高198.9m。
最も低い高山で標高127.1m。
標高の低い山が連なっていることから、日本一低いアルプスとして親しまれているのです。
紅山(べにやま)登山コースを歩く
小野アルプスの山並みを縦走するとなると、低山ではあるのですが5時間ぐらいのコースとなります。
現在病気療養中のQoo。
寝てばっかりではどんどん弱っていくので、森のマイナスイオンを全身に浴びる「里山療法」をするべく、お布団から積極的に外出させています。
小野アルプスには、手軽だけどダイナミックな岩場を登る「紅山コース」があるということを知り、今回はそれに挑戦することにしました。
そこそこ傾斜角のある岩場を登り、気分はロッククライミングで未経験でも大丈夫とのこと。
所用時間は約1時間だそうです。
鴨池公園の駐車場からスタート
小野アルプスの北西に位置する、鴨池がある鴨池公園から出発します。
鴨池公園には無料の駐車場が整備されていますので、コチラを利用しましょう。
案内看板を頼りに紅山を目指す
鴨の泳ぐ鴨池の湖岸を歩いて、紅山の麓を目指します。
麓までは公道を歩くのですが、看板を目印に進んでいきましょう。
スリングの中に納まり、前を見据えるQoo。
まるで自分の足で歩いているかのようにご機嫌です。
公道から登山口付近までやってきました。
まっすぐ進むだけなのですが、この分岐点を見落としてはいけません。
そのまま直進すると道なき道の山中に入ってしまい、早速コースアウトするはめに。
再び来た道を戻って看板を確認すると、この銀色の柵(防獣ゲート)を開けて進まなければならなかったことに気づきました。
気を取り直して進んでいくと、駐車場から15分ぐらいで「岩倉峠入口」に到着。
いよいよ小野アルプスの紅山に挑戦です。
のどかな岩倉道を進む
岩倉峠入り口から岩倉道を進むと、古い石碑の道標がありました。
「小の町・やしろ・たきの・あを」
小野の近くの地名が刻まれています。
その昔、この道は現在の小野市と加古川市を結ぶ近道として使われていたそうです。
紅山を目指してのどかな岩倉道を歩いていると、この先に岩場を登るシーンがあるのかと不安になってきたところで見えてきました。
右手には紅山の岩肌です。
岩場は想像していた以上に荒々しい断崖でワクワクします。
ロッククライミングはしたことはなく、そんな装備もありませんが大丈夫でしょうか。
露出した巨大岩盤が目の前に!
紅山岩山の登り口の看板からは、いきなり急こう配の登り道となります。
息を切らしながら登っていくと、すぐに目の前が開けて、
ついに露出した巨大岩盤が、その姿をあらわしました。
写真では伝わりにくいのですが、山頂へ行けば行くほど傾斜角がきつくなっていく感じはなかなかの迫力ですが・・・
さぁ、お弁当です。
スリル満点!まるでロッククライミング!
お腹がいっぱいになったところで改めて岩山を望みます。
しかしながら、山頂付近の傾斜角はかなりきつく、両手両足で登らないといけないみたいなので、
とりあえず傾斜がまだ緩い中腹ぐらいまで登ることにしました。
さて、Qooを抱っこして登りましょうか。
岩肌に橙色の苔が生えているので「紅山」と呼ばれるようになったそうです。
そんな苔の上を進み、2足歩行で登れるところまで来ました。
気持ちはロッククライミング上級者です。
しかし、これより先は手を使って4点確保で登っていかなくてはならず、Qooを抱っこしていたので断念しました。
振り返ると明石海峡大橋も望むことができます。
今回はここで引き返しますが、
紅山は子どもからお年寄りまで、老若男女が気軽に登ることができて、岩場を制覇するという充実感が味わえる初心者コースなのでおススメです。
プラートカフェでマフィンを食べよう
鴨池公園へ戻ってきました。
帰りに寄ろうと決めていた「プラートカフェ」さん。
お店の中に木が貫通しているオシャレなカフェです。
こだわりの素材を使った人気のマフィンをゲットして、今日のご褒美としました。
「小野アルプス」まとめ
日本一低いアルプス「小野アルプス」。
その中でも一番手軽で人気の紅山コースを、完全制覇することはできませんでしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。
登山初心者でも、安心して楽しむことができると思います。
ただ岩場の上のほうは傾斜が急なので、滑落の危険がないとは言い切れません。
ロッククライミングのような本格的な装備は必要ありませんが、それなりに滑らない靴など準備をして臨まれることをおススメします。
ちなみに、Qooはとても元気になって、家に帰って布団に直行して寝ましたとさ。
いぬくま!