8月が過ぎ、夏が終わった・・・。
というぐらい、9月になっても増すように暑いですよねw
というか「まだまだ夏だぜ~♪」という感じもします。
そんな中途半端な9月上旬、セミは思い出したかのようにまだ鳴いているし、ラジオでは夏の終わりソングが流れています。
たまたま井上陽水さんの「少年時代」が流れ、しばらく歌詞が頭から離れずに口ずさんでいると、ある疑問が湧いてきました。
そして、この「風あざみ」の意味を知って驚愕しました・・・。
風あざみの意味とは?井上陽水「少年時代」にちりばめられた言葉の秘密
井上陽水「少年時代」の歌詞
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された 私の心は夏模様
というこの有名な歌い出しで、いきなり出てくる「風あざみ」。
井上陽水さん自身が作詞した歌詞ですが、なんとなく夏が終わった寂しさを感じさせるような、ずっと頭に残るフレーズですよね。
いままでずっとスル―していましたが、好奇心が旺盛な今日この頃、言葉の意味がものすごく気になってしまい調べてみました。
風あざみの意味とは?
結論からいうと「風あざみ」という単語は存在しません。
多年草の「オニアザミ」という植物がありますが、「風あざみ」という品種は存在せず、そもそも「アザミ」は春の季語だそうです。
少年時代(井上陽水の曲)-wikipedia
風で揺れているアザミの情景が、「風あざみ」という言葉の響きと重なったということでしょうか。
つまり「風あざみ」は、井上陽水さんによって作られた「造語」ということなんですね!
他にもあった存在しない単語たち
夏まつり 宵かがり
胸の高なりにあわせて
八月は夢花火 私の心は夏模様
これは2番の歌詞ですが、同じ場所に出てくる「宵かがり」という言葉も、「夢花火」も「夏模様」という言葉も造語だそうです。
「宵かがり」という単語は存在しなくとも、
夏まつりのイメージと、日が暮れて間もないころ(宵)に焚くかがり火(かがり)が目に浮かびますね。
まとめ
なんとなく口ずさんでいたあの「風あざみ」とは、実は造語でしたw
1990年9月にリリースされたこの「少年時代」の歌詞には、いくつもの造語がちりばめられていました。
そして、現在でも井上陽水さんの最大のヒット曲となっています。
30年たっても色あせない名曲は、言葉の響きだけで情景が浮かんでくるような美しい造語が使われて作られているんですよね。
いぬくま!