ウォーターローラーベッド(医療機器)を処分する費用の恐ろしさ


治療所にあるウォーターローラーベッドという、リラクゼーションを目的とした医療機器があるのですが、

今回その役目を終え旅立つことになりました。

特に故障したわけではないのですが、医療機器には耐用年数が定められていて、その期間を過ぎてメンテナンスができなくなってしまったのです。

そのまま使用できないこともないのですが、保守点検ができなくなってしまったものは安定して使用できる状態ではないと判断し、処分することにしたわけですね。

そして処分するにあたって生じるのが廃棄費用の問題です。

当たり前なのですが、医療機器は粗大ゴミとして廃棄するわけにはいかず、産業廃棄物としてそれなりの費用がかかってしまいます。

それは覚悟していて正直数万円はかかるだろうな、という感覚でした。

しかし、製造メーカーに処分を問い合わせて提示された廃棄費用は約20万円。

おったまげてしばらく放心。

確かにウォーターローラーベッドの大きさや重量を考えると、水を抜いても大人4人ぐらいで抱えて部屋から出さないといけない作業になります。

運び出して配送して処分となるとそれぐらいの費用がかかってもおかしくないのかもしれません。

でも、これまだ使えるのですよ?

そう思うと売却できないだろうかという考えに至り、各方面に問い合わせしたのですが、やはり耐用年数の加減で買い取り不可で全滅。

廃棄費用もどの業者に問い合わせても大体15~20ぐらいかかるとのことでした。

そこで僕は自分でなんとか小さく解体して産廃業者さんに持ち込もうとも考えたのですが、水没しそうな未来しか見えず途方にくれていました。

そんな中、知人が同じタイミングでウォーターローラーベッドを格安で廃棄した話を聞き、同じ業者さんにお願いすることにしたのです。

そして・・・

専門の業者さんがジャッキなどを使用しながらなんとか運び出してくれました。

相当出しにくい部屋だったみたいで、出たときは歓声があがっていましたw

そしてそして・・・

ウォーターベッドのなくなった部屋の間仕切りはなくなり、現在院内を改装中です。

新たな事業展開に向けてウォーターローラーベッドは羽ばたいてゆきました。

 

いぬくま!