味覚障害とは味がおかしくなってしまう、つら~い病気です。
ボクの場合はそのうち治るだろう思って、最初の1カ月はとりあえず亜鉛のサプリメントを服用していました。
それでも全く症状の変化が見られず、いよいよ不安になったので病院で診察してもらい、現在は内服治療をうけています。
今回は、味覚の専門外来で、どのような診察をうけて、検査の結果、そしてどのような治療をしているのかを紹介していきます。
目次
味覚障害の受診すべき診療科は?
味覚障害の専門的な検査や治療は、主に耳鼻咽喉科が行っています。
専門の味覚外来を設けている病院もあるので、ネット等で調べて近くの味覚外来を受診するのもいいでしょう。
原因が多岐にわたるので、耳鼻咽喉科を窓口に、歯科・内科・神経科・心療内科などにつないでもらう流れになると思います。
専門の味覚外来での診察
問診票に記入
まずは味覚障害専用の問診票に記入するのですが、細かい質問が多くA4用紙3枚ほどのボリュームでした。
特には味覚の異常の状態から、過去や現在の健康状態、食事のことや生活習慣について詳しく問われました。
また、ストレスについても詳しく記入する項目がありました。
診察室での診察
問診票の内容を先生に確認されながら診察がはじまります。
生活習慣の乱れや、全身疾患が無いか確認しながら、耳鼻咽喉科なので耳や鼻やのど、そして舌の状態を診察してくれました。
この時、発症してから1カ月だったので「来るのが遅い」と怒られるかと思いましたが、「来るのが早くてよかった」と声をかけて頂いてホッとしましたw
「ろ紙ディスク法」で味覚を検査
続いて、味覚の状態を調べるために「ろ紙ディスク法」という方法で検査をうけました。
これは「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」の4つの味のついた溶液を、丸い小さなろ紙に染みこませ、舌の上に置いて味覚の感じる程度を客観的に調べる方法です。
各味には濃度が5段階あり、どの濃度で味を正しく感じられるか調べます。
ボクの場合は「苦み」以外はほとんど感じることができず、その「苦み」ですら一番強い濃度でやっと感じる程度でした。
これは、味覚障害のなかでもひどい状態のようですね・・・。
しかし、幸いにもお野菜の味を感じることができるのは、なんとかこの「苦み」を感じることができるからだったようです。
亜鉛と鉄の値を調べる血液検査
全身疾患や他疾患は無さそう、でも味覚は無い。
では、欠乏すると味覚障害を起こすといわれている、亜鉛と鉄の値を血液検査で測定しようということになりました。
結果・・・正常値でしたw
ただ、味覚外来を受診するまでは亜鉛のサプリメントを摂取しており、正常値であっても低めの値だったので、
亜鉛不足の可能性はありそうでした。
で、味覚障害の原因は何だったの?
ズバリ、不明ですw
とりあえず亜鉛をしっかり服用して1カ月様子みよう、ということになりました。
1カ月たって味覚検査をして変化が無ければ、MRIなどより詳しい検査をして他疾患の可能性を調べる感じでしょうね。
まとめ
味覚外来のある病院はネットで調べることができるので、
味覚障害かもしれないと思ったら、できるだけ早くに耳鼻咽喉科を受診したほうがいいでしょう。
今のところ、ボクの味覚障害は原因不明のようです。
せめて亜鉛が欠乏していたりして、原因がはっきりしていれば治療が期待できるんですけどねw
しかしながら、多くの経験や研究から、亜鉛を3ヵ月~6ヵ月飲み続けると味覚障害の患者さんの約70%に有効であることがわかっているそうです。
そのため、ボクのように原因がはっきりわからなくても、とりあえず亜鉛製剤による内服治療が一般的に行われているんでしょうね。
いぬくま!